INDEX
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肩こりもない。肥満もない。
自分自身がカラダをコントロールしている。株式会社R-body project
生活習慣病になる人もいなくなる。糖尿病や動脈硬化、心臓病を引き起こす肥満もなくなる。生活習慣病は、自己管理が行き届いていれば、なるわけのない病気だから。自分でしっかり予防できるようになっている。
年を経て、筋肉の萎縮から引き起こされる転倒、骨折、認知症などもなくなる。食事を変え、トレーニングを変えることで、筋肉を維持していくことができるから。
日本は長寿の国と言いながら、実は「平均寿命」と「健康寿命」の間に10年ほどの差があります。寝たきりで、何もできない年が実は隠されている。しかし100年後は健康寿命が伸び、本当の意味での長生きの国に日本はなっています。
こういう未来のために、優れたトレーナーをたくさん世の中に送り出さなければなりません。優れたトレーナーを育てる人たちが、もっともっといなければいけません。カラダを学べる場が、もっともっとなければいけないのです。
正しいカラダの使い方を指導する、私たちのようなトレーナーは100年後にはもういなくなっています。なぜなら、誰もが自分で自分のカラダのことを理解できて、自分で自分のカラダを管理できるようになるから。
自分のパーソナルトレーナーはいますが、それは自分になります。自分自身が、カラダを理解し、食事を理解し、コントロールするのです。
今日は有酸素運動をしっかりしたから、タンパク質を摂らないとダメだな、なんて会話が当たり前に日常生活で聞こえてくるようになる。
肩こりになる人が消える。なぜなら、どんな姿勢をしていれば、肩こりになるか知っているから。また、肩こりにならないような運動法を理解しているから。コンディショニングセンターとして、老若男女の「正しいカラダの使い方」を指導するアスレティックトレーナー集団。オリンピック選手のパーソナルトレーナーの一面を持つ一方、広く一般の人たちにトレーニングを通して、知識と技術を教えていくという教育機関の側面も持つ。http://www.r-body.com
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人々は、自然を楽しみながら暮らしている。
東京は世界一住みたい街になっている。株式会社アスコット
オフィスは都市の中心部に集中。交通手段が発達し、30分ほどですばやく郊外に出られるようになっています。人々は緑豊かな場所に暮らして、広い庭など自然を楽しみながら暮らしている。
商業施設や集合住宅も、自然の中に溶け込んだ、美しいデザインが採用されています。駐車場には芝が敷き詰められています。
家の中の素材も、自然のものが使われています。見えない収納、置き家具が据え付けられ、すっきりとしている。しかし、インフラは最先端のテクノロジーによって近代化しています。ロボット化も進みます。
部屋に入ると、その人に合わせて照明がコントロールされます。好きなBGMが、何もしなくても流れてくる。
玄関のドアは、何もしなくても自動で閉まります。そして外からは、住んでいる人でなければ、ドアを開けられない。
私たちは、若い頃に住む賃貸マンションから、ファミリー向けの分譲マンション、さらにはホテルやオフィスなども含め、最もクールな不動産ブランドになっています。レストランを運営したり、関わるオペレーションも含めて幅広く手がけ、生活全般をサポートしています。
日本的な美しさを磨きながら、新しい人類の生活の中でより理想的な都市になっていく東京は、世界一住みたい街になっています。そこで、人が心地いいと思えるような空気を作り出していく。
そんな未来で、最も愛されるデベロッパーになっていきます。「空間は、もっと人の力になれる」の信念のもと、分譲マンションから賃貸マンション、戸建て住宅、オフィスビル、コンサルティングなど、様々な事業を手がけるデベロッパー。業界で初めてグッドデザイン賞を受賞するなど、画一的な日本のマンションにデザインという概念をもたらした「発想力」が強み。http://www.ascotcorp.co.jp/
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日本の人口は5000万人。
代わりに、世界から1億人の観光客がやってくる。有限会社アッタ/株式会社戸井田工務店
100年後、日本の人口は5000万人ほどになっています。少子化と人口減少で日本の将来は危惧されていますが、実はまったく心配はありません。
日本には世界から年間1億人もの観光客が訪れる国になっているからです。なぜかといえば、世界に誇れる日本の文化がしっかり残されたから。
例えば鎌倉は、世界で人気の観光都市になっています。そんな観光都市が、日本中に溢れている。日本でしか見られない建物や街並み、文化を目指して、世界中から人々がやってくるのです。
伊勢神宮には、式年遷宮というものがあります。20年おきに建物がすべて造り替えられる。その本質は、建物を残していくことだけではなく、伝統的な技術の継承です。これが1000年以上続いている。
そして驚くべきは、式年遷宮のために次の100年、200年、300年後のことを考えて、木が植えられていることです。こんなことをやっている国は、世界のどこにもない。
こうした日本の伝統文化が、至るところで盛り上がるようになります。例えば私たちは今、日本の伝統工法を用いて古民家を新しく造ろうとしています。新しい古民家が、日本中のあちこちにできていく。日本独自のこうした観光資源が、人を惹きつけていく。
モノの価値ではありません。それを造る人や技術、そこに至る経緯や物語にこそ、文化の価値がある。日本には、古いものが残されたのではなく、日本の優秀な伝統工法、そしてその技術を持った職人が残された。街並みも形成された。
そんな日本の未来を考えた、仕事をしていかなければいけないと考えています。(有)アッタ。銀座「DAZZLE」八芳園などの国内施設から海外飲食店まで、数々の商業建築を手がけるデザイン事務所。2015年より、鎌倉に本拠地を移し(株)戸井田工務店とグループに。伝統工法による古民家再生など新規事業を計画中。スローガンは「和を以て、新しい鎌倉時代をつくる。」http://www.atta-design.com/ http://www.kamakura-standard.com/
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寿司のような日本の食文化が、
アメリカで次々に認められる。EK Food Services, Inc.
うどんになるかもしれない。たこ焼きかもしれない。ラーメンになるかもしれない。
寿司はアメリカで、日本食として広く浸透しました。東海岸、西海岸と大きく広がっていきました。
同じような流れになる何かを使って、アメリカに日本の食文化が広がっていきます。
それを担うアメリカの一社になっているのが、アメリカでスタートし、アメリカで事業を展開する私たちです。
日本の新しい食文化を広げてくれるのは、私たちの会社で働いてくれる日本人たち。彼らは独立し、私たちと同じように日本の食を事業にしていく。
うどんなら、店の前に製麺機を置き、本格的な手打ち麺を展開する。日本から輸入しているのは醤油くらいだけれど、カナダの小麦をはじめ、海外の食材で日本食を作っていく。
ひとつの食でうまくいけば、それを一気にアメリカ全土に広げていく。大きな組織が得意としない機動力で、一気に拡大していく。
100年後、そうやって、日本の良さをアメリカに次々と広めていけるような人がいたらうれしい。
アメリカの歴史にも、日本の歴史にも、名を残せるかもしれない。アメリカ全土に100店舗の飲食店をつくることを目標に、しゃぶしゃぶ専門店からスタート。サンフランシスコに本社を構え、カリフォルニアを中心にラーメン、うどん、しゃぶしゃぶ、カレーなど日本食レストランを出店。今後も新たな業態の日本食レストランを展開していく。http://www.ekfoodservices.com/
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産業廃棄物処理は地下で行われ、
工場から、循環エネルギーが作られる時代。石坂産業株式会社
地下に建築する技術が進み、産業廃棄物処理は地下で行われます。トラックは地下道に入り、処理工場に向かう。
工場は、分別技術がロボット化され、オートメーションになっています。粉塵などはすべてカバーされ、きれいな空間の中で作業は行われます。ロボットが選別していく様子を人が管理します。
工場内の振動エネルギーを電力に変える技術が確立されており、その電力によって工場が動きます。そして工場を動かすと、その振動がまたエネルギーを生み出す。産業廃棄物のリサイクルをすることで、循環エネルギーが、工場内で生まれるのです。
地上では、余った工場のエネルギーを使った温水プールが作られ、たくさんの人が集まるテーマパークができています。私たち石坂産業の目の前は500年間、続いている森。自然環境と、人々が集う環境が融合された場所が作られます。
”産廃処理業”というものは存在しなくなり、エネルギー供給産業と呼ばれるようになる。資源を必要とするときには、地下鉱山など限りある資源を採掘する一方、廃棄物を再資源化することが当たり前になります。そして、その際のエネルギーを、地域に供給するようになったからです。
人間は、地球を破壊し続け、エネルギーを使い続け、二酸化炭素を出し続けました。それはやってはいけないことだと明らかになり、環境負荷ゼロの工場を作っていくことが義務づけられるようになります。
自然と技術は共生できないと言われた時代がありました。しかし、そんなことはない。人がその役割をしっかり果たすことで、自然と共生する暮らしは、当たり前になるのです。産業廃棄物の再資源化率95%。雨水や太陽光の利用など、徹底して環境に配慮した施設には、環境大臣のほか、海外からも10カ国以上の大使が来社。国内外から年間1万人が見学に訪れる。ゴミの山だったくぬぎの森は、JHEP認定AAAの里山に再生。掃除大賞・文部科学大臣賞受賞。http://ishizaka-group.co.jp/
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「販売促進」という考え方にかわり、
最上の着想による『購買促進』が日本の常識になっている。内海産業株式会社
消費の形態は大きく変わっています。買い物は、何かを選択するということにはならない世の中になっているかもしれません。3Dプリンターのような、イメージを伝えるツールが、欲しいものを作ってくれるのです。
家ですらインターネットで注文できてしまう。販促のノベルティも、ワン・トゥー・ワンでデータが送られ、あっという間に家で組み立てられる。一方で、高額商品は相変わらずのリアルな買い物が主流になっている。
消費者にとっての価値は、多様化します。買うだけでなく、作ることも価値になる。さまざまな買い方が楽しめるようになっていく。だから、物欲がなくなることはない。
手に入れる楽しさは、むしろ今以上のものになっているかもしれません。なぜなら、消費者は受け身ではなく、能動的に消費を行うようになっていくから。そうした主体的に動く人たちに対して、企業は的確にアクションを行うようになっていくから。
それを担っていくのが、私たちです。”販売促進”という売る側が主語のアクションに留まらず、”購買促進”という、買う人が主体となるアクションへ積極的に働きかけていく。日本の購買促進を担う企業として、消費者の購買をサポートしていく。欲しいものを手に入れるという喜びのお手伝いをしていく。セールスプロモーションというビジネスを進化させていく。ネットの世界をはじめ、いろいろな企業とコラボレーションを押し進めていく。
担っているのは、商品の作り手も、買い手も満足することに、大きな喜びを感じ、この仕事が好きでたまらない社員たち。今も未来も、それは変わりません。セールスプロモーション業界ナンバーワン企業。売り上げを伸ばす為の企画立案からツール開発・制作、将来的な戦略まで、トータルプロデュースする。革新的なアイディアで、DMツールやノベルティでのヒット商品を生み出してきた。年4回SPカタログ「ご販売のお手伝い」を制作。http://www.utsumi-sp.co.jp/
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生産者と消費者をつなげる力で、
世界の食ビジネスのど真ん中に立っている。株式会社エー・ピーカンパニー
すごいスピードで変化していく顧客ニーズを素早くつかむために、今後、ますます中間流通ビジネスの存在意義は薄まっていきます。リアルとバーチャルが融合した先、現在の〈飲食業〉という括りではビジネスを語ることはできなくなっていきます。店舗は、リアルにふれるための場に。ある程度の仕事はロボットに代替されたとしても、生産者の想いを伝える仕事は残ります。なぜなら人間は、感情の生き物だからです。
世界を追いかけている国内産業が多いのに対し、日本の食ビジネスは、現代においても世界をリードしている産業です。世界一舌が肥えた消費者を満足させるべく、各社の努力は、今後、ますます活性化していきます。その切磋琢磨が、日本の食産業の世界的地位をさらに圧倒的なものにしていくでしょう。
その先頭をきり拓くのは、もちろん、ぼくたちエー・ピーカンパニーです。マーケットは、ASEAN、インド、南米、アフリカへ。当然、ぼくたちの同志である農家や漁師たちも、世界が仕事の舞台になっていきます。世界各国を飛び回り、あらゆる土地の一次産業のコンサルティングをしている。そんな姿が、くっきりと目に浮かびます。
生きることの中心である「食」。その周囲には、つくる仕事、伝える仕事、ヒューマンな仕事からテクノロジーを追求する仕事まで、様々な仕事がラインナップされていきます。その時、エー・ピーカンパニーは、世界でいちばん働きたい企業になっている。生産者と消費者をダイレクトに「つなげる力」で、世界の食ビジネスのど真ん中に、立っている。「食のあるべき姿を追求する」をミッションに掲げ、農業や漁業などの生産から物流・加工の流通、及び外食店舗等での販売までを自社で一貫して手がける生販直結モデルの事業を構築・展開。地方の第一次産業や地域活性化にも尽力し、生産者・販売者・消費者のALL-WINの達成を目指している。「塚田農場」「四十八漁場」などの店舗のほか、お弁当事業やウエディング事業、海外にもチャネルを広げている。http://www.apcompany.jp/
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住宅には人工知能が組み込まれる。
常にバイタルチェックをしてくれる。株式会社エステート白馬
人工知能を組み入れた住宅が当たり前になっています。室内の空調環境をベストに整えてくれることはもちろん、暮らす人の医療情報、バイタルが自動的に計測されるようになります。
コンピュータは、あらゆる専門医が持つ知識をすべて有し、診断や適正な判断をしてくれるようになっています。健康状態は家にいながらにして瞬時に把握され、必要なアドバイスがすぐに行われるようになります。
こうした住宅のおかげで、病気になる前に治療ができるようになり、人間の寿命は120歳を超えるまでになっているかもしれません。
100年前に比べると、日本は平均寿命で約2倍に、人口は約3倍になりました。これを可能にしたのは、医療の技術の進歩と住環境の改善が大きかったと思っています。今後の未来も同じです。
私たちはすでに不動産、建築、医療、介護、高齢者住宅などに関わる事業を展開していますが、これらがますます密接につながっていくと考えています。
いずれも、生活に関わるもの。どれか一つあればいい、というものでもない。そして、お客様にしてみれば、すべてを通したサービスを受けたいのです。
そんなふうにして、住宅と医療を組み合わせた事業が拡大していくことになるでしょう。未来の社員たちが、いろんなことをやってくれるはずです。
結局のところ、「こんなふうになっているといいな」という人々のワクワクが、現実化する力を生み出してくれるのだと思います。だから大事なことは、多くの人がワクワクできる未来を描くこと。それが、現実のものになるのです。エステート白馬、白馬建設、白馬メディケアサービス、埼玉メディカルクリニックからなる福祉住環境サービスを提供するグループ。特建開発、住宅流通、設計、建築、リノベーション、医療、介護、保険の分野において、その専門性を発揮し、相互に連携。住みやすい住環境の創造をお手伝いしている。http://e-hakuba.com/
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移民、気候変動、乱獲……。
食をめぐる環境は激変する。
軸足を残したまま、少しずつ進化していく。大川水産株式会社
少子高齢が進む日本。しかも労働集約型の産業が多い。この先に起こることは、日本人だけでは国を維持できなくなる可能性があるということです。外国人がたくさん日本に暮らすようになる。
そうなれば、文化は多様化します。とりわけ食文化は多様化する。例えば、魚は世界中に流通していますが、焼いて食べるのは日本くらいしかない。
一方で、地球温暖化や気候変動、乱獲等々による食資源の枯渇リスクはさらに高まるでしょう。
100年後までにやらなければいけないことは、何が起きても順応でき、進化できるだけの柔軟な会社になっていることです。そして社員一人ひとりもまた、対応力を持つことです。
しかし、変化の時代だからこそ、できることもある。まずは日本国内でしっかりやるべきことがあるのではないか。見えていないニーズが発掘できていないのではないか。
例えば、共働きが増えている。家で食事の準備をする時間の確保がどんどん難しくなっている。だから、総菜が人気になっている。
そこで焼き魚をもっと受け入れてもらうためにどうするか。お惣菜の焼き魚は、まだまだ決して美味しいとは言えない。もちろん焼きたてにはかなわなくても、買って帰るだけのお惣菜なのにこんなに美味しい!というものがつくれないか。これまで干物で培った技術を駆使することで、そのハードルをひとつ超えることができました。いま売上400%アップの商品が生まれています。
魚食文化は、日本の大切な文化のひとつ。軸足を残したまま、少しずつ進化して、100年後に向かっていきます。ひものを中心とした塩干物の製造、卸、販売を行う。首都圏に30店舗以上。扱う商品は年間で200種類以上。その中から厳選された70種類ほどの商品が店頭に並ぶ。経営理念は「情熱と真心をこめて。『おいしいの喜び』のために。」。他社に先駆けた新しい取り組みを数多く行っている。http://www.ohkawasuisan.jp/
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リゾートは地球の外に出て行く。
「ちょっとあそこ行こうよ」が違う星だったりする。株式会社大熊工業
人間がもともと根源的に持っている、リラックスして、よりよい豊かな暮らしをしたい、心地のいい時間を味わいたい、という気持ちを追求する。
そんな私たちの事業は、宇宙ベースになっているかもしれません。リゾートを感じたければ、別の星に行く。それこそ、リゾート星ができているかもしれない。今のハワイやバリのような「ちょっと、あそこ行こうよ」が、違う星だったりする。
そして、リゾートを感じる空間を作るために家具を提供するという今の私たちの手段もまた、すっかり変わってしまっているかもしれない。もしかすると、旅行会社になっているかもしれない
ただ、事業の目的が、人が心地良く落ち着いて、普段の生活から非日常に行ける、ということだと考えれば、それでもいいのかもしれません。
技術革新はますます進むはずですが、では、すべての人がそれを求めるのかというと、そういうわけではないと思います。それよりもオーガニックライフ、自然のままに生きることを重視する人もいる。物質的な豊かさも、頭打ちになっていくかもしれません。考え方は、どんどん多様化していくのです。
明治時代の1901年、未来に新幹線のような乗り物ができることを想像していた人たちがいました。その未来への感覚は、驚くべきものです。しかし、人間には、そういう感覚が備わっているのだと思います。
人が考えつく80%のことは実現できると言われます。少なくとも、人類が地球から出て行っていることだけは、間違いない。意外に、近い将来かもしれません。
明治時代の1901年、未来に新幹線のような乗り物ができることを想像していた人たちがいました。その未来への感覚は、驚くべきものです。しかし、人間には、そういう感覚が備わっているのだと思います。
人が考えつく80%のことは実現できると言われます。少なくとも、人類が地球から出て行っていることだけは、間違いない。意外に、近い将来かもしれません。「リゾートのように暮らそう。」がコンセプト。天然素材を使用したオリジナルデザインのアジアン家具、ソファ、テーブル、照明、インテリア雑貨等の販売やインテリアコーディネートを通して、リゾートスタイルの暮らしを届けるインテリアショップ「KAJA」を展開する。https://www.kaja.co.jp/
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激しい変化の時代は2030年まで。
その後は安定した時代がやってくる。株式会社カナックス
ピーター・ドラッカーによると、激しい変化の時代は2030年くらいに終わるそうです。1965年くらいから激動の時代が始まって、古い時代から新しい時代へと移行している。
現在は、移行期の後半。だから、今を生きている人は本当に苦労しています。しかし、移行期が終われば、安定期に入っていく。あと10数年で、人類は落ち着いた時代に入っていくということです。
いろいろなものが変化していくでしょう。結婚式で花を使う、どころか、結婚式そのものがもう行われない世の中になるかもしれない。インターネットが当たり前になり、家族の概念そのものが変わるから。人と人との繋がりは、もっとサラっとしたものになる。
人々は、いろいろな物事に対して、必要最小限になっていきます。消費にもライトになる。もうすでに始まっていますが、人はもうモノをそれほど欲しがらなくなっています。これがますます進み、いろんな商売が必要なくなる。
アナログなもの、職人っぽいもの、ニッチなものがどんどん減っていく。供給することが難しくなっていく。
一方、人口減少はむしろ、活気のある世の中を生むかもしれません。さまざまなモノの自動化で、びっくりするようなイノベーションも起こる。
そんな時代になったとしても、私たちの根本は変わりないと考えています。他にないものを手がけること。既存じゃない何かを生むこと。新しいものを生み出し、唯一の価値にすること。そこにこだわって、何かをやっているのです。全国の結婚式場と提携し、ウェディングブーケを保存加工する独自のサービス「アフターブーケ」を展開する。最近では、「想いをカタチにする」というコンセプトを別の事業にも展開。写真をファブリックにプリントするなど、カスタマイズが出来るファブリック事業も開始している。http://www.kannax.net/
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生きていくための仕事はなくなり、
人生を楽しむための手段として、人々は働いている。株式会社クラスコ
まず、駅徒歩◯分という価値がなくなっています。交通手段が変わりますから。空飛ぶクルマや自家用ジェットが当たり前になっている。そうなると駅を中心とした都市開発が変わります。
人々は、マンガに出てくるようなカプセルを数個持ち歩いています。好きな場所でポイッと投げれば、どこでも家があらわれる。3Dプリンターの延長の技術です。部屋自体に酸素吸入装置機能が搭載され、1時間いれば疲れがとれる部屋、そこで過ごしているだけで筋肉が鍛えられる部屋、など実に個性的な住処が登場します。
医療技術が発達し、臓器の入れ替えも当たり前のことになっていきます。200歳程度まで寿命が延びるので「介護業界」という概念自体がなくなるでしょう。元気なご老人が通う、ジムのようなものに変化しています。
多くの労働がロボットに代替えされていく中で、問題解決の仕事だけが残ります。クラスコは、個人が幸せな人生をおくるためのコンサルティングを請け負っています。お客様の詳細を知り尽くしたコンサルタントが、ライフスタイルのすべてを支えている。10家族と個別契約を結んでいて、電話がかかってくる。たとえばこんな具合です。「今日こんな気分の食事がしたいんだけど」「かしこまりました。WEBでは調べられない、とっておきのお店をご紹介します」。生きていくための仕事はなくなり、人生を楽しむための手段として、人々は働いています。「人生、楽しい人を増やす」をミッションに、革新的アイデアで常に業界の注目を集める企業。DIYから賃貸、売買までが一体となった複合型ショップのオープンなど、金沢本社へのベンチマークによる同業の来社が絶えない。空室が社会問題となる中、良質な住宅ストックの供給を志したリノベーションブランド「Renotta」は、全国No.1のネットワーク。2016年現在、300店舗の加盟店数を誇る。http://www.crasco.jp/
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近代的な未来都市の中で、
人は田園風景を求めている。グランド ハイアット 福岡(株式会社エフ・ジェイ ホテルズ)
医学はとんでもなく進歩しているでしょう。人口も増えているでしょう。寿命も延びている。
そうなると、この地球上だけでは生活ができなくなっていきます。地球以外のところに行くだけではない。
地下に潜ったり、海の中に入って暮らすような未来があるかもしれません。ロボットが、それをサポートしてくれる。
逆に、こういう時代に生きることが嫌で、冬眠をして好きな時代に生き返る、という技術もできているかもしれません。
現代は、生きることにストレスを感じる時代です。スマートフォンのおかげで、いつでもどこでもつながれた状態にある。
人々が求めているのは、もっとバランスを取ることです。生活の中で、そうした意識を持つことによってリラックスした時間を作れる。
では、何とバランスを取るのか。端的に言えば、アナログの世界です。今でも農業体験をお金を出して買う、というサービスがありますが、そういうことが大きな価値を持っている世の中に、ますますなっていると思います。
その意味で、100年後と聞いて、真っ先に思い浮かぶのは、田園風景です。近代的な未来都市とのコントラストとしての存在。究極のアナログとしての価値です。
人々の間に、潜在的に浮かんでくるものは何か。それをもっともっと追求しながら、未来のホテルは作られていきます。日本初、世界で11番目の グランド ハイアット として福岡に誕生。20周年を迎えた今年から WONDER をコンセプトに掲げ、宿泊・レストラン・婚礼など、ホテルの全てにおいて「驚き」の感動を創り出すハイグレードなサービスを提供していく。http://fukuoka.grand.hyatt.com/ja/hotel/home.html
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古い資本主義は終焉する。
新しい時代に日本人が役割を果たす。株式会社CRAZY
100年後、130歳の僕はまだ生きている可能性があると思っています。 テクノロジーは必ず進化していくし、より生産的、より便利に、という方向は人間のDNA。もっといえば結局、面白いことをしていきたいという人たちばかりなのです。だから、寿命は間違いなく延びていく。
こうした問題解決は、日本人とかアメリカ人とか、そういうものではなく、地球人としてグローバルシチズンとして行われていくと考えます。個人、会社、国レベルでは、物事の発展には限界がある。
もっと大きなスケールで発想し、解決していくために、グローバルシチズンとしての責任を果たしていこうという人たちがリーダーになり、新しい産業を作ったり、資源の問題に対応したりするのです。
そんな中で、私たちは会社を2000作ります。グローバルな地球市民としての経営者をたくさん輩出していきます。自分たちの遺伝子を持った存在が、社会の隅々に広がっていくのです。
その大きな特色は、極めて人間らしいということです。 ITやAIの時代に、ヒューマン・トゥ・ヒューマンのリアルなつながりを重視する。便利さを求めながら人間らしい、というパラドックスに挑んでいく。そして、人類の進化に貢献する。情熱を持って何かを変えたい人、クレイジーでありたい人が使うプラットフォームやブランドの会社でありたい。
その頃には、古い資本主義はすでに終焉していると思います。お金が共通言語の資本主義です。しかし人々は、そこから離れていく。
人々が求め始めるのは、心の豊かさです。本当の幸せを求めて、新しい指標を作っていく。精神性の高い日本人は、その指標づくりで大きな役割を果たします。2012年設立。世の中やあらゆる業界の非常識に挑み、新しい常識を生み出す集団。業界初の完全オーダーメードウェディングを事業化、業界の大革命と評価される「CRAZY WEDDING」、一生忘れられない食体験を届けるケータリング事業「CRAZY KITCHEN」、カフェ「CRAZY CAFE “BLANK”」を運営。http://www.crazy.co.jp/
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ルネッサンス・フロム・ジャパン。
日本が世界から見直されている。株式会社埼玉種畜牧場・サイボクハム
多様なものを受け入れる力がある日本が、世界から見直されていくはずです。21世紀は、ルネッサンス・フロム・ジャパンと言われる世紀になるのではないでしょうか。
一つの兆しは、アニメ映画『千と千尋の神隠し』が、アメリカのアカデミー賞を受賞したことでした。神様がたくさんいる多神教の不思議な国であるばかりでなく、食文化でも、小説でも、多国籍を普通に取り入れてしまう国。そんな日本の凄さが、世界から少しずつ理解されるようになっていきます。日本には、世界の人を幸せにする要素がたくさんあるのではないかと、世界が気づく。その日本の魅力を、農業、そして、食と健康の面から支えるのが私たちなのです。
今、グローバルがひとつのキーワードになっていますが、グローバル化の前に、大事なことは、ローカルをきちんと見直した上で、グローバルを考えることです。
例えば、言葉。外国語ができれば、本当に意思疎通ができるのか。本来、言語というのは、もっと深く本質的なものです。だから、日本人は日本語こそ、しっかり学ばないといけない。
簡単に翻訳するから、簡単にモノが溢れ、簡単に価値観を見失ってしまう。翻訳文化の弊害が押し寄せてしまう。
物事には4つしかありません。新しくて新しいもの、新しくて古いもの、古くて新しいもの、古くて古いもの。この中で最も大きな価値を持つのは、古くて新しいものです。だから、みんな古代遺跡を見に行く。歴史に学ぶ。もっと言うと自然への畏敬。
古くて新しいものの価値が、どれだけ日本で見直されていくか。それが、次の日本の100年を決めることになると思っています。終戦後、日本になかった養豚牧場を始める。種豚と肉豚の生産を行う牧場、ハム・ソーセージの加工、販売部門、パン工房、レストランまでを有する 完全一貫経営 を行う。施設には年間400万人が訪れ、保存料や着色料を使わない製品は、本場欧州の国際食品品質競技会で多くの金メダルを獲得。http://saiboku.co.jp
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お客様が感動して、ここで働きたい、と
思われるような会社になっている。株式会社サング
売上高1000億円、利益100億円の会社になっています。焼肉事業では、ライバルを追い抜いて高級店、中級店でも日本一になり、中華レストランや寿司屋を世界中に展開して、世界の食のシーンを、もっともっとエキサイティングにしていることでしょう。飲食からさらに踏み込んで、日本全国の名旅館をネットワークしたサービス事業を展開しているかもしれません。
もっといえば、今の自分たちでは想像もできないようなビジネスモデルや事業も生み出し、アメーバのように経営者も輩出している。熱い気持ちがあれば、できると思っています。やる気さえあれば、何だってできると思うのです。
100年後は、車も自動運転になっているでしょう。洗濯物を入れたら、終わるとたたまれて出てくるような機械もあるかもしれません。いろいろなものが機械化されていく。
しかし、食やサービスの事業は、簡単には機械化できないと思います。人でなければできない。人がやっているからこそ、いいものになる。それが私たちが戦う食の世界。人間の誇るべき仕事です。
目指したいのは、この会社で働きたい、と思ってもらえる会社になっていること。たくさんの若者たちに憧れられる会社であること。
それこそ、食べてくれたお客様が思わず感動して、こういう会社で働きたい、と思える会社になっていたい。優秀な人材が増えれば、サービス力が上がる。いいスパイラルが作れる。そして、そこからまた、新たな成長が始まっていくのです。20年以上和食業界で経験を積んだ板前を招聘し、独自にメニューを開発。和食の繊細さを取り込んだまったく新しい業態の焼肉店『焼肉うしごろ』をはじめ、3つのブランドを展開。居抜き店舗を最大限に活用した出店も多く、低予算での出店も強み。商品、空間、サービスに徹底してこだわる。http://sangue.co.jp/
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100年後は意外に遠くない。
問われるのは、役立ちたいという願いの強さ。株式会社サンマーク出版
人工知能が搭載された「マイブック」ができているかもしれません。ディープラーニングで世界中の本から自ら学ぶことができる本
Aさんのマイブックは、 Aさんだけに特有の進化を遂げていきます。 Aさんだけにどうしても必要な本として人生を支え続ける。そんな本があったらいいな、と思っています。
ただ100年後といっても、人間の根本のところは、それほど変わっていないのかもしれません。実際、 100年前にはどんな本が売れていたか。例えば、 新渡戸稲造の『武士道』。刊行は1900年です。
もう少しさかのぼると、福澤諭吉の『学問のすすめ』。これが1872年。二つとも、今でも読まれる本です。100年は意外に遠くない、ということです。
もっといえば、聖書や仏典は数千年、読み継がれている。それは、どうしてなのか。生きていくことは、けっこうしんどいからです。その辛さを乗り越えていくために、必要とされてきた。これは、すべての本が同じだと思います。
結局、どれくらい多くの人を力づけ、励まし、癒し、元気づけられるか。それが、働く個人に、もっといえば、会社に求められてくる。これができれば、社会から必要とされ続ける。
そして人間は基本の部分では変われない。人の悩みは絶えない。だからこそ、どんな時代になっても、どんな国であっても、どんな民族であっても、時間軸を超えても、私たちは役割を果たしていけるのだと思っています。
問われるのは、どれだけその思いを強く持てるか。願いの強さです。社員数45人ほどの小さな出版社だが、ヒット率は業界随一を誇る。ミリオンセラーも多数。社員の名刺にも記されている、「手のひらに、一冊のエネルギー。」というメッセージの根幹には、40数年の長い社歴の中で培われてきた「本は生き物である」という考えが込められている。http://www.sunmark.co.jp/
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福岡までリニアで1時間足らず。
東京一極集中は終わる。不動産価値も変わる。三和エステート株式会社
東京と福岡がリニアモーターカーでつながり、1時間足らずで結ばれるようになります。首都への通勤圏は大きく広がる。東京一極集中は、もうなくなっていきます。
それに伴い、不動産価値の持つ意味も大きく変わります。東京に近い、駅に近い、ということが必ずしも価値を持たなくなる。むしろ、自然に溢れた場所の価値が高まるかもしれません。不動産価値は多様化するのです。
そして宇宙開発も始まっています。ロケットを飛ばせば、普通に往復もできるようになっている。
需要があるところに人が住み、その価値が高くなったり、低くなったりすることは、地球の不動産でも宇宙の不動産でも同じ。交通手段さえあれば、どこでも不動産ビジネスは生まれるのです。
それこそ私たちは、火星の不動産売買を手がけているかもしれません。火星にアパートを作っているかもしれない。
取引は、ヴァーチャルリアリティが活用されます。わざわざ現地に行かなくても、その場にいながらにして、部屋の様子を見ることができるようになる。未来の部屋探しは、不動産会社の建物の中で完結できてしまうのです。
日本は人口が減少しています。しかし、世界的には、人口は爆発的に増えている。日本は今のEUのような、ゆるやかな他国との政治、経済連携でマーケット規模を維持しています。
移民も増えます。今のアメリカのような多様性ある国に生まれ変わっています。福岡市の総合不動産会社。入居者(賃貸管理)、入居予定者(賃貸仲介)、オーナー様(資産運用)の三者のめぐりをワンストップで成立させることで、三方よしの関係性を長く紡ぐ。9000戸を超える管理実績と2万2000件の仲介経験から導き出したソリューション「BRAINZ」が稼動。https://www.sanwa-estate.com/
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世界最大規模のお菓子集団ができている。
名実ともに、憧れの業界になっている。株式会社シュゼット
今は世界的なブランドのお菓子は、チョコレートくらいしかありません。しかし、世界中でお菓子ブランドができていく。なぜなら、世界の高級菓子工場に、私たちの生産方式を広めていくから。高級菓子はシュゼットに任せていればいい、という時代になる。
そして、憧れの職業ランキングが、現実のものになります。パティシエは小学生、中学生の女の子の人気ナンバーワン職業ですが、実際にこの職業に就くことは多くはない。
憧れではあるけれど、働くのはちょっと……。そんなイメージは大きく変わっていく。働いている人の誇りは今以上に大きくなる。お菓子の世界で働く女性も男性も、モテモテになる。
それこそ、日本人なんだから、お菓子屋だろう、という時代が来ます。大量生産が難しく、賞味期限の短い高級洋菓子の壁と戦い続けて成長。看板商品の焼き菓子”フィナンシェ”は、販売数世界最多を誇る。お菓子を提供するだけでなく、お菓子を通じて、生活に豊かさと楽しさ、そして心ときめくシーンをひとつでも多く演出することを目指している。http://www.suzette.co.jp/
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広々とした芝生の上で
老若男女がスポーツを楽しんでいる。
「快の笑い」で。株式会社湘南ベルマーレ
「快の笑い」という医学用語があります。生後まもない赤ちゃんが、母乳を飲んだときに出てくる笑顔。
実は、スポーツで応援しているチームが勝ったとき、サポーターから出てくる笑顔もこれです。
100年後には、老若男女が広々とした同じ芝生の上で、それぞれが好きなスポーツを楽しんでいます。そして、みんなが「快の笑い」になっています。みんながスポーツを楽しんでいる。
スポーツには、正解がありません。学校で教わる勉強は、正解があります。しかし、スポーツをやると、正解がないものを自分で探し続けなければなりません。だから、夢中になれる。笑顔になれるのです。
私たちは、総合型スポーツクラブとして、笑顔を増やしていきます。そしてスポーツのみならず、教育にも参加しています。立派な人を育てたい。素行の悪い子どもたちも切り捨てない。日本を支える人材を育てていかないといけない。
それこそ100年後には、少年院や刑務所がなくなっている。そんなふうになったらいい。人が明るくオープンであってほしい。湘南の空気のように。
私たちのDNAは、無私の精神。私たちだけが良ければいい、はない。みんなが良くならないと、私たちも良くなれない。
野心と志は違います。野心は自分に向くベクトル。志は、みんなのことを考えている。私たちが目指しているのは、志のある仕事です。
だからこそ、仲間を増やしたい。もっともっと、増やしたい。Jリーグに加盟するプロサッカークラブ。攻撃的で走る意欲に満ちあふれた、アグレッシブで痛快なサッカーを通じて、湘南地域に住む人々に夢と勇気と希望の感動空間を与えている。クラブスローガンは「たのしめてるか。」 勝利だけではないスポーツの価値を日本に広めたい。http://www.bellmare.co.jp/
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先人の苦労や努力で今がある。
100年後も、そう思ってもらえるように
今を頑張らないといけない。新英金属株式会社
建築物の基礎を作るとき、柱を新しい素材が担う。そんなこともあるかもしれません。自動車のボディが、新しい素材に変わる可能性もある。宇宙ステーションを作るために、新しい素材が使われるかもしれない。
しかし、金属は100年後も、私たち人間の生活には欠かせない素材であることは間違いないと思います。
そして、あくまでも地球上に存在する資源というカテゴリーである以上、資源としての枯渇が考えられ、リサイクルというものも必要不可欠なことだと思います。100年後も、リサイクル業界は必要とされる、ということです。
一方で、リサイクルできないものは今では埋め立てして捨てられている。こういうものをなるべく減らさなければ、100年後は大変なことになります。
資源にできるものはリサイクルするだけではなく、例えばリサイクルできないような素材を使わない。そうすることで、すべてのものがリサイクルできるようになる。これは、メーカーも、ユーザーも、そして私たちリサイクル企業も、全員が高い意識を持って協力し合えば、実現可能だと思っています。
創業者は、人のやりたがらないところに商売のチャンスがある、という言葉を残しています。そして、先人たちの努力や苦労があって、今の自分たちは生かされている。そこに私たちは心から感謝をしています。
だからこそ大切なのは、100年後の人たちに自分たちが何を残せるか、真剣に考え行動していくということ。未来の人たちから、感謝されるような仕事をしていかないといけない。100年後にも今と同じ笑顔があふれ、より豊かな世界となるように。1953年設立。鉄だけでなく、ステンレス、銅、アルミなどの非鉄金属および特殊金属までトータルに扱うリサイクルビジネス企業として成長し、近年海外にも進出。「ゴミ」と呼ばれるものをなくし、すべてが「宝物(価値があり大切にされるもの)」となる世の中を目指している。http://www.shineikinzoku.co.jp/
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国際結婚が増えている。
月での結婚式が実現している。株式会社スカイパレスアソシエイツ
100年後は世界が近くなります。今では10時間かかるアメリカやヨーロッパも、3時間で行き来できるようになる。そうすると、人の出会いが変わります。
昔は福島の人が結婚するとなると、同じ県内か、せいぜい宮城や新潟の人と、でした。これが今は沖縄、北海道も普通になった。人間が動いたら、それだけ出会いの場が広がるということ。
となれば、国際結婚はますます増えます。生活ができるチャンスがあるところも拡大していく。自分たちにぴったりの場所を探せるようになる。
医学の進歩で寿命も延びます。そして、子どもが産める年齢も延びる。40歳になっても、50歳になっても子どもが産める。欲しい人には、必ず授かるような不妊治療法が開発されている。
私たちのルーツである旅館は、100年前にできました。歴史を眺めて思うのは、変化に対応することの大切さです。私たちはブライダル事業へと転換した。建物という箱はどうなっても箱。どう使うかによって名前が変わるだけです。
いずれはホテルになるかもしれないし、高齢者が集まる施設になるかもしれないし、葬儀会場になるかもしれない。
その一方で、少子化によって業界が淘汰され、業者数が減り、やっぱりブライダルビジネスが興隆しているかもしれない。今度は世界を舞台にしているかもしれない。もしかすると、月での結婚式がサービスになっているかもしれない。
衣食住が満たされた時代には、心の癒しが必要になる。だから、リゾートホテルを展開しているかもしれない。世の中に合わせて、私たちが進化するのです。東北を中心に結婚式場を展開するブライダル企業。割烹旅館をルーツとし、お客様を家族のように迎え入れてきたおもてなしのDNAが現在のサービスにも息づいている。「みんなが家族のような、幸せな世の中をつくる。」というビジョンのもと、今後は様々なサービスの展開を計画している。http://www.skypalace.co.jp/
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ロボットのファッションパーツがビジネスに。
リユース店が大人気になる。株式会社SOU
今、誰もが一人一台スマートフォンを持っているように、100年後には一人が一台ずつロボットを所有し、持ち歩く時代になっています。どこに行くにも、一緒に連れ添い、並んで歩くのです。
どれだけ綺麗でお洒落で上品なロボットを連れ添わせることができるかが、その人の価値を大きく左右します。そこで、ロボットをツールにしたり、ファッションにする、さまざまなビジネスが大きな産業になります。
例えば、関西弁のインストールは3万8000円。関東弁は5万8000円。歩くときの音を静かにするためのパーツは、4万5000円。
世界の有名ブランドが、お洒落なロボットのカスタマーパーツを作り始めます。ルイヴィトンのモノグラム柄の肩パーツは14万8000円。エルメスのブーツフラッシュパーツは24万8000円。
ロボットのカスタマーパーツ店が世界各国にできます。パリコレならぬロボコレが開催されます。自分が着飾るように、ロボットを着飾るのです。
人が行うオリンピックのほかに、ロボットのロボットによるロボットのための「ロボリンピック」も開かれます。ロボットしか参加しない競技では、300キロのボールを投げるピッチャーや、オーバーヘッドがとてつもなくアクロバティックなサッカーが行われたりします。
ロボットは「リユース」が当たり前です。不要になったロボットやカスタムパーツの買取が大きなビジネスになる。新品では手が届かなかった憧れのブランドパーツが格安で手に入る店が、大人気になるのです。今も昔も、人は同じです。ブランド買取専門店「なんぼや」「ブランドコンシェル」を全国に42店舗展開。2015年にはBtoBオークション「STAR BUYERS AUCTION」を開設するなど、設立5期目にして急成長を遂げる「リユース」企業。「ソウきたか!をつくる」を合言葉に、業界を驚かせるサービスを次々と生み出し続けている。http://www.ai-sou.co.jp
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人の心がもっと追求されていく。
新しい社会のあり方が提案される。有限会社ソラ
人工知能は、人の仕事の領域にどんどん進出しているでしょう。その人に最適なブライダルジュエリーの造型も、 AI的に抽出できてしまうかもしれない。
生年月日や生まれた地域など、さまざまな情報を打ち込んでいくと、自動的に「あなたにぴったりの形はこれです」と言ってくれる。
しかし、それが絶対的な価値の拠り所のようになっていったとき、人は人であることを放棄してしまうのかもしれません。
文明的なことが目指しているのは基本的に、より安全で、より便利で、という状況の追求ですが、実は人間的な本質はそうではない。不便であったり、迷ったり、困ったり、といったことが人の幸せを支えていたりする。苦しいことと幸せなことは、表裏一体のことだったりする。
今も未来も、人間の課題は心の問題だと思います。人間の心のあり方が、不幸な気持ちを作り、地球環境を壊したり、他の生物との共存を危うくしたり、気象にも影響を与えている。そこに、メスを入れていかないといけない。
このとき、ジュエリー含めて人がアイデンティティを確認するために身につけるものは、人の心に作用することができると考えています。人との関係性をもっともっと突き詰めることで、新しい社会のあり方を提案できるかもしれない。
それは、虚栄心や人間の欲望とは対極にあるものです。私たちはオーダーメイドの結婚指輪をつくっている会社ですが、「新たな自分らしさをかたちにすることで、よりよい未来を切り拓く、象徴をつくる」という企業ミッションを掲げています。オリジナルの結婚指輪をつくることは、「ふたりらしさとは何だろう?自分らしさとは何だろう?」と、自分を見つめ直し、自分と向き合うことにつなげられる方法。指輪は単なる装飾品ではなく、自分たちの未来を切り拓く決意がカタチになったものだと考えています。
私たちの会社は、哲学の装置として作用してくれるものを作っている。その意識をもっともっと強くし、広めていかなければいけないと思っています。結婚指輪のオーダーメイド専門店。特許を数々持つ、高い彫金技術を誇る。「指輪」は単なる装飾品ではなく、その人らしさ、ふたりらしさをカタチにするものであるという考え方のもと、通常は指輪には使用しないレアメタルの加工や発色の技術などを発表、話題に。http://www.sora-w.com/
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建てては壊し、は終わる。
外側は古いけれど、内側は居心地いい。
そんな建物が日本に増えていく。株式会社竹村コーポレーション
建物を大事にする時代がやってきている。だから、 意外に街の見た目は、今と変わらない。ただし、建物の内側は快適になっている。そんな時代になっていると考えています。
この100年の日本は、スクラップアンドビルドの歴史でした。建物を大事にしない文化があった。建てては、壊していた。しかし、これでは環境に負荷がかかります。
これからは、ガウディの建築のように、ヨーロッパのような時代がやってくると思います。建物を長く使っていくということです。
古い建物だけれど、居心地がいい。快適に過ごせる。そんな、バリューのあるものが増えていく。
創業111年目の私たちが考えている未来は、変えない未来。大事なことは、使う人の快適さを守っていくこと。ロボット社会になっても、変わるべきでないものは変えない。むしろ、守っていく。そして、守っていくために、自分たちが変わっていく。
人類は無理をしている気がしてなりません。変化のスピードが、あまりに速すぎます。いろいろなところに、もう限界がやってきている。マネーの世界もおかしい。どこかでクラッシュするかもしれません。そうすれば、物々交換や自給自足の文化がまた戻ってくるかもしれません。
便利になる、豊かになることが本当に幸せなのか。それを突きつけられる100年だと思います。実は人間の欲望は、それほど深くないと思うのです。創業111年。都市インフラを整える土木工事事業を出発点とし、やがて「空調」「給排水衛生」など 建築に求められる各機能を統合。快適な空間づくりをトータルに手がける企業へと進化してきた。スローガンは、「Re:INNOVATE JAPAN! 時代を元気にする、建物を。」http://www.takemura-ss.co.jp/
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100年続いたハカリ屋魂は、
100年先も変わらない。株式会社田中衡機工業所
100年前と今とを比べてみると、本質的な人間の活動はあまり変わっていません。生活も便利にはなったけれど、それほど大きく変わったわけではない。
しかし、次の100年は大きく変わります。労働がどんどん機械に置き換わっていく。人が手を使って何かモノを作っていくことが減っていく。
知能活動が大部分になる。パソコンは人間の知的生産性を高めましたが、次は人間の脳がパラレルコンピュータのように統合され、脳波でみんなが一緒に考えられるような仕組みになるかもしれない。
知的生産性が飛躍的に高まれば、いろいろなものが解決されていきます。エネルギー問題は、さまざまな新しい技術が開発され、解決される。食料問題も、機械化が進められ、食べることに困らない世の中になる。
エネルギーと食料の問題が解決し、世界には平和が訪れるでしょう。いろいろなものが満たされた世の中で、どう楽しみを見つけていくか、何を幸せと感じるか、ということが人々の関心の中心になっているかもしれません。
私たちは「はかる」という観点でポートフォリオを広げていきたいと思っています。秤以外の計測や、測定器の検査、調整、検査サービスなど。その頃にはきっと、私たちは「ハカリの田中」ではなくて「はかるは、田中」になっていると思うのです。はかること自体を一手に引き受けて、はかった値の販売や、計測データを集約することが、次のビジネスの種になっていくでしょう。
また、知的労働にあふれた世の中になったとしても、変わらないこともあります。分銅を持って、現場で走る。何十年昔の秤でも、使っている人がいる限り、直し続ける。私たちのハカリ屋魂は、この先もずっと変わらないと思います。創業113年。金物の街・新潟燕三条で、パンの材料からパンダの計量まで、あらゆる「はかり」を製造し続ける。精度と頑丈さが世界市場でも評価されている。一方で大正時代から変わらない「機械式のはかり」を日本で唯一手がけ続けるほど「はかり愛」に満ちた会社。現在は20代の女性が「熟練の技」を受け継いでいる。http://www.tanaka-scale.co.jp/
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「すごい会議」が社会インフラになっている。
幸せな人がとても増えている。株式会社ディシジョン
組織を作るときには、「すごい会議」というテクノロジーがひとつのインフラになっている。そんな100年後が来ます。
蛇口をひねったら水が出てくるように、 チームビルディングをするときには「すごい会議」が出てくる。会社のみならず、 学校でも、スポーツでも、 政治の世界でも。「すごい会議」はもうすっかり社会インフラになっています。
なぜかといえば、「すごい会議」を知っているのと知らないのとでは、関わる人々の幸福度がまったく違ってくるから。
本当は力があるのに、埃をかぶってしまっている人たちがたくさんいます。しかも、埃をかぶったまま死んでいってしまう人たちがたくさんいます。
そういう人たちのストロングポイントを、「すごい会議」のメソッドは見つけてくれます。リーダーが見つけて認めて承認して伸ばすことができるようになる。チャレンジして成長させるという機会を与えることができる。そうすれば、組織は伸びる。元気になります。
そして「すごい会議」のコーチは、気軽にアプリで見つけられます。もし、リーダーがチームビルディングに困ったら、手元にあるデバイスで画面を出し、ピッと押すだけでコーチングが受けられる。会議の進行もお願いできます。
いろんな人が自分の強みを活かせるようになる。コミュニケーションが活性化するから、自殺や離婚も減る。誹謗中傷して人を傷つけるような人がいなくなる。そして、小さな会社が次々に世界に出て行って成功する。
そんな未来を「すごい会議」が作ってくれるのです。ユダヤ人マネジメントコーチ、ハワード・ゴールドマンにより開発された「すごい会議」をベースに、さまざまな企業に社内コーチを創りだし、パフォーマンスを最大化する。経営理念は「私たちのやりたいことはさまざまな会社を成功させることです。より高いレベルで、より確かに。」http://decisioncorp.co.jp/
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世界中の人たちが、
おしゃれになることをあきらめない世の中へ。株式会社ティンパンアレイ
ファッションのセレクトショップは、世界中の人が相手になります。ヴァーチャルリアリティを使い、商品を世界中で見てもらえるようになる。
自宅のクローゼットを公開すれば、そこで商品の買い取りが行われたりする。商品の在庫は全世界で数百万点ものスケールになるでしょう。そこから自由に商品を選ぶことができて、私たちはヴァーチャル上で接客していく。
今、おしゃれは結局、限られた人たちだけのものです。例えば、日本は裕福だから、それができる。しかし、技術の進歩でわざわざお店に買いにいかなくても、自分が住んでいる場所でヴァーチャル店舗体験ができ、自由に買い物ができれば、おしゃれを楽しむ人の国籍も年代が広がっていきます。
一方でリアル店舗は、 ヴァーチャル以上に楽しめる店になっています。ファッションについて学べたり、いろんな服が試着できたり、ファッションショーが楽しめたりする大型の店舗になっている。宇宙旅行が当たり前になっている時代ですから、ハワイに行くように、みんな火星に行く。宇宙に何を着ていくか、私たちの店で選んでもらうんです。好きなイメージを言ってもらえれば、スタッフがITを使ってあっという間にお勧めする。
ヴィンテージはますます人気で、しっかり作られているものは、100年前の商品も高値で取引される。マニアの中には、博物館を作る人も出てきます。
100年後というと、 進化の加速でネガティブな予想もある。でも、そうじゃない未来を、私たちは作りたい。技術の進化により自由になることもある。また、どんなに技術が発達しても、人を介して洋服に出会ったり選んだりする楽しさはなくなりません。私たちが目指すべき未来は、「おしゃれになることをあきらめない世の中」。100年後であっても、お客様にファッションを通して幸せになっていただくことに変わりはありませんし、おしゃれになることをあきらめない世の中を作っていきます。デザイナーズブランドに特化したリユース事業を業界に先駆けてスタート。憧れのブランドが、高校生のおこづかいでも買える、というビジネスコンセプトで、ユーズドセレクトショップ「RAGTAG」「rt」を全国17店舗運営。創業時の想いが今も根づいているビジョナリーカンパニー。http://www.tinpanalley.co.jp/
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戦争の危険性が高まる。
人との関わりが人生の幸福度を決める。株式会社DEF ANNIVERSARY
日本はむしろ原始化しています。人口が減り、このままでは国が滅びる、子孫を残さないといけない、という本能が働いて出生率が上昇します。
国が大規模な移民を受け入れ、住みやすい日本にどっと外国人が入ってきます。日本人より外国人が多くなる。観光も増えて日本では、街が多国籍化します。
日本という集合体は薄れる一方で、外国語への対応も進み、人の交流は盛んになります。いろんな文化が混ざり合う中で、日本の伝統がより評価されて、茶道や華道を習う人が増えます。
しかし、世界は経済成長が頭打ちになり、各国は自国の利益を追求する動きが強まります。技術がどんどん平均化し、どこの国でも軍事力を得られ、戦争の危険性が高まっていきます。資源を持たない日本は、交渉で生きていくしかなくなります。日本の経済は厳しくなり、人々のサバイバル度は高まります。
ただ、人々は十分に豊かに暮らしています。便利なものは生まれたときから揃っているので、それ以上の便利さを求めません。それよりも、植物や農業、人とのコミュニケーション、恋愛、コミュニティといった、本来人間が好きだったはずのものに目が向くのです。
人は一人では生きてはいけない。その根本が変わることはありません。そして、まわりとの人間関係が人生の幸福度に最も大きな影響を与えることも変わりません。暮らしの豊かさや収入よりも、人との関わりの価値が高まっていきます。
結婚式のようなセレモニーは、より近しい人たちだけを招いて、狭く深く実施するものになります。特別な一日の価値は、今以上に大きなものになります。ギフト型ウェディングサービス「Wedding Forward」、顔ではなく内面で相手を決めるお見合いイベント「マスクdeお見合い」などを展開。「人を想う、すべての人に。」をビジョンに、結婚式・記念日プロデュース、イベント企画・運営・映像制作を行う。2014年設立。多くのファンから支持を得る。http://www.tohshin.co.jp/
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100年後、東京で高い評価を得る建物を
今から作る。自分たちが作る。株式会社トーシンパートナーズ
ロンドン、パリ、ミラノ、ニューヨーク……。海外の都市に行くと、築年数が100年近いのに、今なお強い輝きを放っている建物がたくさんあります。
その土地土地にマッチしていて、素晴らしいデザインで作られている。古いのに、新築の物件よりも、むしろ高額になっているケースも少なくない。
こうした物件にワクワクする人たちは、同じような人を惹きつけます。いい空間ができてくると、さらにいろんな人が集まってきて、相乗効果によっていろいろなこと、面白いものが生まれやすくなっていく
しかし、日本にはこういう建物が極めて少ないのが現状です。スクラップ&ビルドで作り替えられてしまう。
しかし、100年後には、ワクワクする建物がたくさん残っています。なぜなら、私たちが今、そしてこれから作っていくから。東京を、海外の都市のような輝く建物がたくさんある街にしたい、自分たちがワクワクするような物件をもっともっと増やしたいと考え、取り組みを進めてきたからです。
結果として、物件を買ってくれる投資家もオーナーも喜んでくれる。賃貸を借りる人も喜んでくれる。カッコイイだけじゃなくて、機能的で長く使える、と評価してくれる。
それこそ賃貸に住んでいた人が、後に同じマンションブランドの投資用物件を買う。そんな循環を作っていきたい。100年後の東京は、今以上に輝く街になっています。全国の投資家に向け投資用のマンション販売(土地の仕入れ~設計~施工~販売~アフターフォロー)を手がける。都心の1Kデザイナーズマンションを中心に実績は200棟1万戸以上、入居率98%以上を誇る。何年たとうとも資産価値が高く、愛されるマンションを作ることを目指す。http://www.tohshin.co.jp/
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日本のパーティシーンが変わっている。
もっともっと日常に浸透している。株式会社トリート
日本のウェディング文化がアジアに広がっています。品質が良く、体型も生活習慣も近い日本で生まれたウェディングドレスがアジアで人気になる。
男性がタキシードを着る機会が増えていきます。パーティシーンは、どんどんお洒落になっていく。ブラックタイ着用のパーティも当たり前になります。自分をより引き立たせる、という意識が強くなっていく。仕立て直して代々受け継がれる、という文化ができる。
女性はパーティドレスのレンタルが一般的になります。毎回毎回、ドレスをどれだけ着こなすか、が問われるようになる。所有するのではなく、素敵なドレスを借りて、パーティに出て、返却して、また次のパーティでは新しいドレスを借りて、というカルチャーができていく。
お洒落をしてホテルに行って食事をする、ということが、日常の生活に組み込まれるようになります。家族でも、きちんとした格好で、ホテルに出掛ける、という文化ができる。
日本のウェディングは大きく変わっています。すべてを新郎新婦が選べるようになっている。会場に合わせて、ウェディングドレスを選ばないといけない、なんてことがなくなる。ヘアメイクも、アルバムも、すべて自由に選ぶことができる。もっともっと自分たちの個性が出せる結婚式になっている。だから、結婚式は、若い人に人気になっている。
そして、多くの人が楽しめて、感動できるパーティシーンを、私たちはたくさんたくさん作っています。世界中から 旬 のブランドを集めるウェディングドレスセレクトショップ。独自で設定する高いクオリティレベルで20を超えるブランドから商品をセレクト。創業10年で、世界のトレンドを牽引しているトップブランドから、「日本ならトリート」と謳われる存在に成長している。http://www.treatdressing.jp/
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日本には子どもが増えている。
教育が今以上に大事な事業になっている。株式会社9GATES
人口減少しているから移民を受け入れなければいけない、現場で働く人が足りない、といった声は、技術革新によってクリアにされていきます。建築現場では高齢化が進んだことで、むしろイノベーションが次々に起こります。
そして日本には子どもが増えています。おしめが紙おむつになったように、子育てをサポートする技術がたくさん生まれるから。子どもが育てやすくなり、子どもはどんどん生まれるようになります。
世界は豊かさを手に入れ、食べることに困らなくなりました。お金という概念もなくなっています。働き方が変われば、暮らし方が変わっていきます。暮らし方が変われば、生き方が変わっていく。
一人ひとりに問われるのは、自分は何のために生きているのか。何を為すために生まれてきたのか、ということです。だから、最も大切なものは、教育であるという認識が広がっていきます。
日本の江戸末期、なぜ薩摩藩が強かったか。それは、10年後、20年後、100年後の人材を作ろうとしたから。教育こそがすべてだと考えたから。藩を、国を繁栄させるのは教育。日本もそのことに気づいていきます。
私たちの会社は不動産から、教育へと事業を変えているはずです。大事なことはイズム。何をするか、ということではない。だから、今も大事にしている3つを言い続けていると思います。嘘をつかない、約束を守る、人のせいにしない。
どんなに技術が進化しても、人間の本能や本質は変わらない。100年後も、人が本当に大切にすべきものは、変わっていないのです。ドラマティックに生きる自分たちが、世の中をドラマティックにする。「劇的な、生き方を」をミッションに掲げ、コンパクトマンション、リノベーションマンションの開発・販売、レストランの監修、ライフスタイルプロデュース事業など、不動産というハードに捉われない事業展開を行う。http://www.9gates.co.jp
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世界中から集い、ひとつの鍋を囲む。
世界平和の一助となっている。株式会社人形町今半
日本とニューヨークは、わずか90分の距離になっています。旅客ロケットが当たり前になっているからです。成層圏を一気に秒速で回り、地上に降りてくる。
世界中の情報が手に入りますから、食材の原産地呼称統制は徹底されています。あの料理が食べたいので、あの国の、あの町までロケットで食べにいく、ということが当たり前になっている。
だから私たちの店には、おいしい牛肉を食べたいと、世界中からお客様がやってきます。自動翻訳機がすべて対応してくれます。半径5キロだった飲食店の商圏は、全世界が対象になるのです。
AIの活用により、食生活は常に最適化が図られるでしょう。お店の厨房は徹底的に機械化されます。食材状況はすべてコンピュータが管理してくれる。どの食材をどのくらいの温度でどのように焼けばいいのか、といったプロの技術は、機械に置き換わっていきます。
一方で、人にしかできない接客サービスは、むしろ重視されます。あの人があの店にいるから行こう、あの人と会えるとホッとする、といった関係性はより強いものになる。大切な人を招き、集うという、ハレの日の持つ意味はより大きなものになる。そして国籍に関係なく、食事を共にすることは、お互いを理解しあうことでもあります。レストランは、晩餐を通して、最高の外交を提供する存在になります。
中でも、ひとつの鍋をみんなで囲み、みんなで分けあうという日本古来の文化は、外交において最良の食文化です。私たちのお店は、国籍や民族、宗教の違いをこえて交流できる場として、世界平和の一助となっているでしょう。明治28年創業。すき焼という日本の食文化を守りながら、レストラン事業、ケータリング事業、精肉惣菜店、オリジナル商品の開発・販売等、多くの事業を展開する。「人形町今半黒毛和牛」を独自のブランドとして提供。誕生日、七五三、ビジネスシーンの接待など、「ハレの日」を彩るのが使命。https://www.imahan.com/
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最も大事なのは、人。
それが100年後につながる。株式会社ねぎしフードサービス
100年後は今とつながっています。最も大事なのは、人です。仕事をする人たちが、働かされているのではなく、生き生きとして働く喜びを感じられるような会社であること。
人以外は変わります。組織も変われば、仕組みも変わる、商売のやり方も変わってしまう。時代とともに進化していく。それでも、顧客価値を創造し、時代の変化に対応し続けることができる人材がいれば、会社は永続的につながり、100年につながります。
ビジョンや会社の目的を含めた経営理念があり、それを具現化するための仕組みがあり、その仕組みを通じて人が成長し、その成長を待って会社の成長につなげていくこと。
大事なことは、経営理念を具現化するための仕組みがあるかどうかです。仕組みを通して人は成長するから。そして、失敗しても人を責めない。仕組みを責める。仕組みを改善する。
私たちの場合、仕組みは店舗の店長が作っています。さまざまな議論をして、それを見直し、進化させていきます。この繰り返しによって人の成長をはかる。そして100年企業存続につなげていく。
100年後も変わらず、おいしい味づくりで楽しい街づくりをしています。私たちの店があって良かったと言われる店作りをする。それは、多くの人に感謝してもらうということ。お客様、働く仲間、生産者、さらには地域に貢献していく。そうすることで、選ばれる店に、選ばれる文化になっていくと考えています。「牛たん・とろろ・麦めし」のねぎしの店舗を経営している会社。お客様や社会に貢献し続けられるよう、お客様の満足度の測定や可視化など、社員一人ひとりが意欲的に働ける仕組みづくりにこだわっている。とろろを始めとした農業の活性化なども強く意識している志の高さで知られる。http://www.negishi.co.jp/
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日本に明るい未来はない。
そんな中でも生き残る会社を目指せばいい。株式会社藤田建装
100年後、日本の人口は今の3分の1になる。4000万人です。高齢化は今以上に進み、平均年齢は85歳になる。
100歳以上の人が人口に占める割合は20%を超えるでしょう。そして就業者の数は、今の4分の1ほどになっている。世界で戦えるような労働人口にはなっていないということです。
水は高いところから低いところに流れます。経済でいえば、一人当たりの国民総生産が高いところから、低いところへお金が流れていく。100年後には、その流れが入れ替わっている可能性があります。
インドの経済成長も進んでいくし、ベトナムも成長する。周囲が成長していく中で、日本が小さな成長をしていても、差は詰められていく。やがて川の上流と下流の差はなくなる。頑張っている国は上流になり、日本は下流にいるという可能性は十分にあります。
衣食住のすべてがインターネットで揃うようになる。なぜなら、人が足りないから。高齢化の中で産業を支えるために数千万単位の移民が日本にやってくる。
日本には明るい未来はないかもしれない。そんな社会の中でも、生き残る会社を目指すしかありません。どんな時代になっても、社会が必要とする会社は残ります。必要とされない会社がなくなるだけです。
取捨選択と栄枯盛衰は激しくなり、本当に力のある者が残り、力のない者はいなくなる時代が来る。企業の数が減れば、競合も減る。そんな中で、商業施設の内装建築は私たちが独占する。そういう時代を、私たちは目指します。商業施設の内装建築を手がけるモノづくり集団。店舗開発~営業~設計~施工監理までを一貫して行う。施工現場の技術力に定評があり、実績による指名、評判から繋がる仕事も多い。中国に工場や建築会社を持ち、またベトナムの工場とOEM提携を結ぶなど、海外にも進出するグローバル企業。http://fujitakenso.jp/
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世界中の街にホテルをつくる。
日本のおもてなしの心が
インサイドされた世の中をつくる。株式会社Plan・Do・See
世界の素敵な街すべてに、その場所にふさわしいホテルが建っている。心地よい空間と、心地良いサービスがある。それを運営しているのは、私たちです。
プラン ドゥ シーの名前がホテルの名前になっていなくてもいい。そこにはまったくこだわりません。
提供しているのは、私たちが持っているもの。ノウハウであったり、日本ならではの「おもてなし」や「心」であったり。 そういうものが、たくさんのホテルに入っている状態をつくっていくのです。
つい最近、病院に行ってガッカリしました。座る場所がない。とにかく待たされる。照明は暗い。待合室もお世辞にもきれいとは言えない。余計に気が滅入りました。
ホテルをやりたいと思ったのも、 プラン ドゥ シーが想う「人間が本来大切にすべきもの」が日本のホテルに足りないと感じたからです。ホテルのみならず病院や他の施設にも、プラン ドゥ シーらしさをインサイドできるはずです。
「おもてなし」や「心」を大切にする世の中をつくっていくためには、学校だってまだまだ変わります。企業が行っているような人材育成は、もっと幼少期から行われるようになり、育成のスピードが上がります。
建築、インテリアデザイン、絵画、音楽、アパレル、情報職などを総合的に学べる大学があってもいい。もちろんホテルについても学ぶ。アジア中の学生を集め、 インターナショナルな環境にしていくことで、国際的な人材を育てる学校があってもいい。食事やテーブルマナーを教えたり、野菜を育てたり、プラン ドゥ シーに入社して数年で学ぶことがカリキュラムになった学校もいい。
もっと心地よい幸せな世の中に向かって、私たちは、いろんなビジネスを見つけていきます。ホテル、ブライダル、コンサルティングを手がける。日本の「おもてなしの心」は世界に誇れる最高の文化。しかし、日本には世界を代表するようなホテルやサービスのマネジメント会社がまだ存在しない。最高の文化を盛り込んだソフトで、世界中のサービスをもっと元気にしていく。http://www.plandosee.co.jp/
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日本食の王道に、親子丼が加わっている。
世界の人が、親子丼が好きになる。株式会社プログレ
親子丼といえば「鳥開」。「鳥開」といえば名古屋コーチン。そんなふうに言われながら、100年後も店をやっている。そして、「鳥開」ブランドの商品が、全国の食卓に並んでいる。そんな未来を予想しています。
100年も歴史を積み重ねたら、いろんなことができます。10年、20年ではできないことができる。一方で、ひとつのものにこだわり抜かないと、やっぱり超一流にはなれない。それをやり抜かないと100年は残れない。その覚悟を持って、仕事をしていかないといけないと考えています
そして夢は壮大なほうがいい。寿司や天ぷらといった日本食の王道に、親子丼が加わるようにしていきたい。外国でも知られるものにしていきたい。今でも、食べてくれた外国人は必ず感動してくれる。卵と鶏肉があれば、できるのです。
新しい食文化が次々に世界に出て行く時代です。もしかしたら、名古屋コーチンを使った親子丼のことは、鳥開丼と名づけられる時代も来るかもしれない。世界に知られるようになるかもしれない。そのくらいの気迫でやっていきます。
今、100年続いている会社に感じるのは、お客さまを大事にしているということです。会社の空気感に感謝の気持ちがにじみ出ている。
さらに、確実なことをコツコツとやっていることです。継続は力なり。継続が平凡を非凡にします。商いというくらいだから、やはり飽きたらいけないのだと思います。やり続けることが大事だということです。
子どもの頃、晩ご飯が親子丼だと本当にうれしかった。そんな思いが、日本はもちろん世界に広がる。そんな100年後を作っていきたいと思います。鳥料理専門店「鳥開」を、名古屋を中心に展開。名古屋コーチンのおいしさを提供。からあげグランプリ3年連続最高金賞受賞。全国丼グランプリ親子丼部門金賞受賞。企業ミッションは「その土地らしさを極めて料理とおもてなしで、地域活性に貢献し、日本の食文化を高める」。http://www.tori-kai.com/
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100年後なんてわからない。
ただ、ファンから愛され続ける会社でありたい。三本コーヒー株式会社
100年後、どうなっているかは分かりません。ただ、IT文化がさらに発展していて、人間関係が希薄になっている。面と向かって話し合うことがきっと少なくなっているでしょう。
そんな時代に、「お茶をしましょう」という一言で、コーヒーは人と人とが面と向かって会話する場をつくっています。一人一人が、心から美味しいと思えるコーヒーを飲みながら、お互いとの関係性を深めています。
コーヒーは、人にとってそんな貴重な場、貴重な時間を生み出す役割を果たし続けると信じています。
そして、100年後までに、コーヒーの効能も医学的に解明されていて、健康食品としても認知されているはずです。人と人の関係構築、やすらぎの時間を過ごせて心に良いだけでなく、体にも良い存在になっていることでしょう。
大量生産をして、売り上げが一番になりたいとは思わないし、そういう会社を目指したいとも思わない。日本一大きな会社になりたいとも思わないし、日本一利益が出せる会社になりたいとも思いません。
今までのように、ただ目の前の人の「おいしい」に応えていくことで、ファンを増やしていきたいと考えています。
目まぐるしく発展していく世の中で、一瞬立ち止まりたい、息抜きをしたいと思うとき。本当に美味しいコーヒーを飲めば、ほっとやすらげる。
コーヒーの味が分かる人、コーヒーへの興味・探求心がある人に、おいしいと言われて飲んでいってもらえるように。好きだと言ってくれる人に、ずっとおいしいコーヒーを届けたいと思っています。本拠地は横浜。コーヒーを中心とした飲料・食品メーカー。自社で豆の直輸入、焙煎、販売、配達までを担う。要望にカスタマイズする力を生かし、都内高級外資系ホテルの取引実績多数。今後はロースタリーとして力を入れる。コーヒーを通して世の中に価値提供をしていきたいと考えている。http://www.mmc-coffee.co.jp/
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究極の幸せが追求され、愛が残る。
私たちは教育を事業にしている。株式会社未来ガ驚喜研究所
給料をもらわなくても生きていけるようになっています。世界の人口の分だけ、食料を機械が生産してくれる。通貨はあるものの、人々の関心は薄い。
貧富の差がないので、争いごとが減ります。人間がとても平和に暮らせている。国境もなくなっています。言語を変換しなくてもしゃべれるようになっている。テレパシーで会話ができる。
デジタル社会が一巡して、アナログに戻る時代がやがて来ます。人間って、会って話をしたり、芝生の上で寝っころがったりする、動物らしい生き方をしたほうが、もっともっと幸せになれるはずだ、と。
森林が増えます。人間はコンクリートではなく、木のぬくもりの中で生活したいという本能があるからです。一方で、自然の猛威をおさえるテクノロジーを人類は見つけました。無人の電気飛行機で、いつでも世界中に旅行ができるようになります。世界をすべて見に行くことができる。
そして、働かなくても生きていけます。仕事をする人は、自分を成長させるという楽しみから、それを選んでいます。
個性を求めるファッションの価値は変わりませんが、所有欲はなくなります。だから、私たちのセレクトショップという事業はもうありません。
人間の究極の幸せが追求された結果、ひとつの答えが出ました。それは、愛。何に愛を感じるか、ということ。
ということで、子どもたちの未来を守るために、私たちは教育を仕事にしています。実は今も私たちは教育が大好き。これが事業になるのです。ユーズドセレクトショップのRINKANを運営。衣料、アクセサリー、バッグ、靴などの買取および販売。ハイカジュアルブランド、インポートブランドやデザイナーズブランドを扱う。未来の人々へ『新しいサービスという名のサプライズプレゼントを贈ること』を目指している。https://www.gsc-rinkan.com/official/
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人工知能が当たり前の100年後こそ
「人として」が、問われるようになる。株式会社 ヨーコ チャン
もしかすると、アパレルという産業はなくなっているかもしれません。コンピュータに自分のイメージを入れると、一瞬にしてインスタントの洋服が出てくる。または、歩いている人は実はみんな何も着ていなくて、何かチップをはめることにより、洋服を着ているように見える、なんて世の中になっているかもしれません。
100年後の世の中は全く想像がつきませんが、自分達のブランドを守り続けてずっとやっていきたい、というより、その時代その時代に色々なことを吸収し、変化しながら会社としてあり続けられたらと思います。
大切なことは、自分達が価値を提供して、お客様に喜んで頂くこと。一緒に仕事をするメンバーが楽しくワクワクして成長していける環境を作り続けること。そう思っています。
これからの100年間で人工知能は更に速度をまして世の中を変えていくと思います。農作物が一年中作れるようになり、食べ物が溢れれば、世界中の人が物質的に豊かになるので争いは減ると思います。昔の気候や土壌を再現することによりヴィンテージワインだって、いつでも作れるようになるかもしれません。そうなると、物質的な価値はますます問われなくなっていく。そんな時代に重要になってくるのは、人工知能には表現しきれない人間らしさだと思います。今後、人間が人工知能にかなわない事が沢山出てくると思いますが、細やかな気配りや義理人情などの感覚的な部分は、いくら人工知能が進化しても人間は負けないと信じています。
だからこそ「100年後の世の中」では今以上に「人として」が問われるようになると思います。「クローゼットの中のアイテムが全てなくなった時、コレさえあれば生きていける。そんな服を作りたい」という思いから立ち上がった日本のブランド。シンプルだからこそ求められるカッティングの美しさ、素材へのこだわり、着心地の良さで人気を博す。新ブランド「REYC」も発表。http://www.yokochan.com
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モノに気持ちを込める日本人は変わらない。
伝統分野から新しい領域を生み出していく。株式会社横手人形
ひな人形や五月人形は感謝の気持ち。生まれてきて、ありがとうのしるし。命がけで出産をすることで、その機会が得られている。だから、100年後もきっと、日本には残っているし、残っていなければならないと思います。
破魔弓もお守り。魔を破り、健康でいてほしいという願い。そういう気持ちは、これからも消えることがないはずです。
日本人という民族は、饒舌に語ることを好みません。だからモノで表現する。形で表現する。お祝い、水引きといった文化もそうです。
言葉にするときも、 きちんと感謝の気持ちを込めます。どうして「お湯」と人は言うのか。火と水を使って、 誰かが作りだしてくれたものだから。「湯」に「お」をつけてしまうのが、日本人なのだと思います。
こうした日本人らしさを大事にしたい。だからもしかすると私たちは、ひな人形を作りながら、教育をしている会社になっているかもしれない。お祝いやお守りの意味を改めて考え直し、伝統分野から新しい領域を生み出しているかもしれない。
デジタルが全盛の時代です。記録は簡単に残せるようになりました。でも、実はもっと大切なことは、記憶です。記録には残せない思いや情景、感覚、香り、空気感……。そうしたものを、呼び起こせるものをもっともっと作っていきたいと考えています。
大人になったとき、子どもの頃の人形を見ただけで、一気に空間を飛び越えてしまうという人は多い。そういうものをどれだけ残し、作れるか、挑戦します。五月人形、ひな人形を扱う。現社長は3代目。特徴は破魔弓。ひとつひとつ手作りを行っており、その質の高さと、丁寧なサービスが好評。小売のほか、OEMも行う。スローガンは、「家族、大きくなぁれ」。従業員の平均年齢は50歳を超える。家族のような職人でつくっている。http://www.yokote-kazokuai.com/
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女性が変わり、愛が溢れる。
だから、世の中の幸福感が上がる。株式会社ライフクリエイト
世の中に愛が溢れている。自分を愛する人と、人を愛する人で溢れている。愛があれば、何でもできる、とみんなが思っている。そんな世の中になっています。
ヨガが今、女性を変えています。ヨガは自分を感じたり、自分を認めたり、自分自身を愛したりすることができるようになるツール。
自分自身の自己承認を上げる。自分に触れる。自分の人生は素晴らしいと感じられるように変化してくれる。
すでにカルチャースクールランキングでは、一位の英語をとうとうヨガが追い抜きました。そして30代、40代の女性が何でカラダを動かしているのかというと、7割がヨガなのです。
ヨガが女性を変えると何が起こるか。社会を変えます。男も女もみんな女性から生まれます。お母さんが幸せだと、絶対に子どもは愛情豊かに育つのです。
お母さんの愛情をいっぱい受けて育つと、子どもは自己信頼が高くなります。自信が持てます。自分を愛する能力が高い人は、人を愛する能力も高くなります。世の中には愛が溢れ、幸福感が間違いなく上がります。
ヨガが人をどう変えるのか。端的な例は、私たち自身にあります。私たちのホットヨガスタジオで、人生が変わった、という女性がたくさんいますが、それだけではないのです。もっと多くの人の人生を変えたい、もっと多くの人に幸せになってほしい、とそのままトレーナーになった女性がたくさんいるのです。
自分を愛することができ、他人を愛することができるようになれば、いじめもなくなります。自殺もなくなる。そんな世の中が、これから生まれていきます。女性をターゲットとしたホットヨガスタジオ「loIve(ロイブ)」を全国で展開。「女性のココロとカラダに向き合う事業を通して、ふつうに感じていた人生がスペシャルな人生だと感じられる機会を提供する」というミッションのもと、フィットネス領域のみならず、女性をターゲットとした研修など新しい事業も展開していく。http://www.hotyoga-loive.com/ http://surffit.jp
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「働き方革命」を起こし、
働く女性の救世主となっている!株式会社ランクアップ
100年後は、働く女性が輝く社会になっています。結婚や出産、介護など、いろんな出来事があっても、仕事を普通に続けていくことができる。それは、男性にとっても働きやすい社会です
長時間労働をしない。男性も女性も生産性高く働いて、夫婦は二人で子育てする。一年間は産休を取得した女性が育てる、などという風潮がなくなって、男性も当たり前に子育てに参加する。
出産をしても、もう会社を辞めなくていい社会になっています。急に休まなければいけなくなるかもしれない、といづらくなるようなこともない。突発的に子どもが熱を出したりしたときは、育児ベビーシッター制度が使えるのです。女性が会社を休まなくていい環境にするために、男性も協力します。
そういう社会になるために、働く女性が問題としていることを解決できる事業を、私たちは増やしていきます。家事や育児をアウトソーシングしてお願いするということが、当たり前の世の中になるようにしていきたい。
100年後には、仕事と子育てで悩む女性をなくしたい。せっかくキャリアを積んだのに、戦力外扱いされるような状況をなくしたい。生き生きと働く女性を増やしたい。そのために、私たちにできることがたくさんあると考えます。残業ほぼゼロで10年増収、と話題の女性活躍企業。「本当に効果が実感でき、安心できる化粧品」のコンセプトでマナラ化粧品を立ち上げ、美容液でメイクが落とせるクレンジング「ホットクレンジングゲル」が、累計販売本数600万本を突破。その他、ヒット製品も次々に発売。http://www.manara.jp/brand/index.html
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補聴器が、メガネと同じような
日常的な存在になっている。
補聴器が、人を健康にする、幸せにする。株式会社リードビジョン
ドイツのサッカーリーグ、ブンデスリーガの強豪「ハノーファー96」。そのオーナーが、実はキントという名前の補聴器販売店であることは、意外に知られていません。ヨーロッパ全土で数百店舗を展開しています。ヨーロッパでは、補聴器はメガネのように身近なもの。耳がちょっと聞こえにくくなってきたら、気軽につけるもの。すでにそういう存在となっています。
100年後には、おそらく補聴器という概念はなくなり、携帯電話、翻訳機、ヘルスメーター、ナビゲーション、音楽プレーヤーなどがすべて一体となり、コミュニケーションや情報を得ることを円滑にするためのツールとなります。私たちはそのお手伝いができる一番身近な存在でありたいと考えています。
弊社の経営理念に「快適なコミュニケーションを提供し、人々の幸せに貢献します」という一文があります。補聴器はあくまでもコミュニケーションの道具であり、その先の「人々を幸せにすること」が私たちの使命であると捉えています。
そのためにも、まずはまだ低い補聴器の普及率を上げ、人生の最後の最後まで補聴器を活用してほしい。葬儀のときに、柩に一緒に収めていただき、天国でも聞こえるように、と家族が思うような日常的な存在にならないといけない。
健康で元気な状態を長く継続するためにも、積極的に外出し人とのコミュニケーションを続けていくことが重要で、お客様が願うアタマと身体が健康でピンピンコロリとなることをテーマに貢献していきます。それが新規事業の高齢者向けスポーツジムの展開や情報サービスのプラットホームなどです。
ずっと健康で幸せに暮らす。そのためのきっかけとしてまずは補聴器がある。そんな世の中を作っていきます。小型補聴器専門店「ヒヤリングストア」を展開。補聴器がメガネ同様に身近なツールとなり、快適なコミュニケーションによってアクティブな人生をサポートすることで社会貢献を目指している。また、補聴器業界が、今以上に社会で認知され、誇りある仕事となるよう努めている。http://www.hearing-store.com/
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人間は本当に大切なことを思い出して、
未来をつくっていくべき。株式会社ワイレア
世の中がどんどん高度化する中で、人はもっとシンプルなところに戻っていったほうがいい。なぜなら、それが一番自然で、強い状態だから。
夫婦が仲良く、子どもがいて、おじいちゃんがいて、おばあちゃんがいて、家には庭があって、犬がいて、畑には作物ができていて。こんな風景が、昔の日本の暮らし。
ゲームが大好きな小学生たちを、森の中に連れて行くと、勝手に遊び始めると言われます。草を切ったり、枝を折ったり、思い思いに適当なことをして楽しんでしまう。それが本能だから。たまたまそれを、現代の生活の中で忘れているだけです。だから、思い出したほうがいいし、思い出せるようにしなければいけない。
シンプルなところから生まれるエネルギーは純粋で強い。その力があれば人はどんな困難だって乗り越えられる。たとえば戦後に日本が立ち直って、世界を代表する国になれた理由もここにある。本来の強さを取り戻すために、シンプルな方向に人間は向かっていくべきだ。
そしてそういう時代にも、ジュエリーは求められ続けます。なぜなら、古代エジプトでも、アマゾンの未開の地でも、ジュエリーは使われてきたから。自分を鼓舞するため、魅力的に見せるため。孔雀や草花までも、自らを輝かせることを選ぶから。子孫繁栄のために、生き延びるために不可欠なのです。
中でもハワイアンジュエリーは、持ち主の「想い」や「願い」を託すものとして重宝されてきた。人が必ず必要とする、シンプルで大切なことの象徴だから、100年後、日本にすっかり定着しています。それを担うのが、私たちです。ハワイアンジュエリーの店舗を初めて日本で展開したパイオニアブランド。素材、店舗の内装、徹底したサービス、完全オーダーメイド、現地で職人が製造するなど、「本物」や「品質」にこだわりがあり、時間や労力を惜しまず、高いクオリティのジュエリーを手がけている。http://wailea.co.jp/
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100年後もヒューマンにこだわっている。
それが、戦略になっている。株式会社ワン・ダイニング
テクノロジーはますます進化するでしょう。飲食業や小売りでも、最前線でロボットや機械が人間の仕事に取ってかわっていくかもしれない。
そんな中でも、私たちは100年後も店内で自分たちで焼肉のための肉を手切りしています。お客様には、ひたすらフェイス・トゥ・フェイスでコミュケーションを取っています。
そして私たちの会社に勤務することによって、成長できる、と働く人には思ってもらえる。私たちの店に行ったら、「団らん」が味わえるとお客様には言ってもらえる。
そんな店舗になっていれば素敵だと思いますし、だからこそ他にはない希少価値があり、存在意義が高まり、経営としても成り立っていくと考えています。
もちろん、お客様には見えない裏側の部分では、テクノロジーを使ってシステム化や効率化を図っていきます。しかし、お客様に接するところは、できるだけヒューマンな部分を残していきたいのです。
それが私たちの強みであり、他社がなかなかできないことであり、戦略としての差別化だから。それは、100年後も同じです。
もっといえば、ヒューマンな日本の文化を海外に広めていく上でも、きっと役割を果たせる。モノに頼った経済成長ではなく、日本のカルチャーによって可能になる経済成長に貢献していきたい。
そのための方法論は、一店舗一店舗、いい店を作ること。地域の人に愛される店を作っていくこと。そのビジネスモデルが、変わることはありません。焼肉商材を販売する小売店がルーツ。焼肉、しゃぶしゃぶ食べ放題の「ワンカルビ」「きんのぶた」を中心に、外食チェーンを展開。心の結びつきが薄れている現代に、大切な人との絆を深める「団らん」の機会を提供している。心から満足いただくことで、日本を変えるような元気を届けていきたい。http://www.1dining.co.jp/