株式会社パラドックス

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本当に資産形成が必要な人へ、誠実に貢献する。
サービス立ち上げにゼロから伴走する
コーポレート×カスタマーブランディングプロジェクト

CLIENT:GOファンド株式会社さま

  • コーポレートブランディング
  • カスタマーブランディング
  • 東京都

お金持ちの資産をもっと増やすのではなく、資産形成が本当に必要な人のためのサービスを提供したい。大手投資ファンドにて同社史上最年少でファンドマネージャーに就任し、1,000億円以上の資産運用を経験した田沼氏に芽生えたのはそんな想いでした。30歳という若さでありながら、すぐに自らの資産を元手に起業したのが「GOファンド」。顧客の資産に責任を持ち、誠実な投資ファンドを実現する。同社のメッセージをわかりやすく伝え、オンリーワンのポジションを明確にするための企業理念策定とVI開発、そしてプロモーションの起点となるWEB構築を行いました。

1プロジェクト開始のきっかけ

「とても志が高くて、面白い会社がある。パラドックスと合うんじゃないか。」
お付き合いのある企業の社長様からそう伺って、お会いしたのがGOファンドの代表、田沼豪氏でした。当時のGOファンドは、事業構想はあるものの、個人向けサービスはまだローンチ前。GOファンドのサービスをどのように広めていくか、どのようなブランドづくりをしていくかが固まっていない状態でした。世の中にサービスを提供するための準備段階から、パラドックスはお手伝いを始めました。

2代表・田沼氏や経営陣への事前ヒアリング

今後どのようなブランドづくりをしていくか。その方針を決めるにあたってまず行ったのは、綿密なヒアリング。通常よりも深くじっくりとヒアリングを実施したのには、理由があります。それは、GOファンドのブランドづくりには、代表である田沼氏のパーソナリティが重要だったから。

起業前は大手金融機関でファンドマネージャーとして、成功をおさめていた田沼氏。しかし運用するのは富裕層向けのファンドばかり。身近な人や、本当に資産形成が必要な人にこそ貢献したいと思い、GOファンドを立ち上げました。その際に重要視したのは、「運用責任者の顔が見える」こと。本当に利益が出ること、資産形成にしっかりと責任を持つことの意思表示として、顔と名前を出すことが、GOファンドのこだわりでした。

企業理念とWebサイトを開発するにあたって、そのキャラクターを反映させること。GOファンドのブランドづくりにおいてそれが要になると考えた私たちパラドックスは、ヒアリングやディスカッションを何度も実施し、まずは田沼氏について紐解いていったのです。

3ブランドづくりの前提条件

GOファンドのブランドづくりにおいて、もうひとつ重要だったポイント。それは、Webで完結するサービスという特性上、コーポレートブランディングがそのままカスタマーブランディングにつながるということでした。企業理念そのものが顧客へのメッセージとなり、サービスが選ばれる理由になります。

そのためブランドづくりを考える上ではワークショップを繰り返し、「好かれたい顧客」「あえて嫌われたい顧客」を考察。それぞれの顧客についての特徴を洗い出しました。そうして明らかになった、GOファンドを好きになってもらいたい、つまり使ってもらいたい顧客。その人たちに対するコミュニケーションとして必要なのは、とにかくカジュアルでわかりやすく、何も知らなくても始めやすいことであると考え、これらを意識して開発に取り掛かりました。

4MVV・タグライン・VI(ロゴ)

完成した企業理念は、ただお金を増やすことや大きすぎる理想を掲げるよりも、投資を自分ごと化しやすく身近に感じられる言葉に。その上でわかりやすく、GOファンドらしい信頼感も包含されています。

タグラインである「ワクワクを積み上げよう。」では、毎月の積立投資や投資結果がワクワクに変わるサービスであることを、ひと言でわかりやすく表現しました。

ロゴの開発には、GOファンドらしさは当然のこと、マーケティングの観点も重視。GOファンドに対する田沼豪氏の責任と自信を約束する手書きの署名であるとともに、ターゲットとなる層にも直接意見を聞きながら、同業他社の世界観と類似しないロゴに仕上げました。

▲ミッション・ビジョン・バリュー

▲タグライン・企業ロゴ

5サービス/コーポレートサイト

Webで完結するサービスだからこそ、わかりやすさを最重要視。シミュレーションや口座開設をいかに手間なく簡単にできるか、何度も試行錯誤を重ねました。

そんなターゲットの目線で、投資という専門的で難しく感じるものについて、とことんカジュアルに、わかりやすく。「自分でもできそう」「自分のためのサービスだ」と思ってもらえるWebサイトになるよう心がけました。

もちろん「運用責任者の顔が見える」ことを含め、ブランドに込めた想いやストーリーを伝えることで、サイトに訪れた人への共感性を高めていくためにも、企業からのメッセージは必須。通常の金融機関では通常見かけないほど詳細な代表の経歴や、主要メンバーの顔やプロフィールも掲載しました。

GOファンドWebサイトはこちらから〈https://gofund.co.jp

6今後の関わり

約9ヶ月かけて企業理念とWebサイトを開発し、2022年1月、サービスをローンチ。ブランディングは当然、ここで終わりではありません。サービスは始まってからが本番。今後サービスをどう世の中に伝えていくか、ブランドをどう成長させていくか、代表の田沼氏をどうブランディングしていくか。始まったばかりのサービスを育てるため、パラドックスとGOファンドは共創を続けていきます。

7お客様からの声/成果

「パラドックスにブランディングを任せたら、絶対に成功する」
知り合いの経営者にそう言われ、失礼ながら最初は半信半疑で始めたプロジェクトでした。
結果、自分達の頭の中にあった抽象的なイメージや伝えたい想いを見事に洗練された形で具現化していただき、素晴らしいウェブサイトが完成しました。

当社が金融機関というお堅い業種だからこそ、あえて「金融機関らしくない」をコンセプトに、まるで女性向けアパレルブランドのような企業ロゴやウェブデザインとなり、お客さまからも大変好評となっています。

もちろん、これはまだスタート地点に過ぎません。
当社の投資サービスを日本中に届け、お客さまの自由や幸せ、未来に貢献できるよう、今後もパラドックスさんと伴走していくことでGOファンドを広めていきたいと考えています。