挑戦の意思を世界に広げていく、
More Jobs Better Livesの
財団ブランディングプロジェクト。
CLIENT:More Jobs Better Lives 公益財団法人さま
- コーポレートブランディング
- 東京都
More Jobs Better Lives財団(以下MJBL)は開発途上国の若者に学びの機会を提供し、自律したリーダーへと育てていく取り組みを行っている財団です。支援した若者一人ひとりを起点に地域に根ざした事業や雇用を創り上げ、コミュニティ、国へと挑戦の輪を広げていくことで、代々続くインパクトを及ぼし、社会レベルで変革を巻き起こしていくことを目指しています。
1暗黙知となっていた、財団の「独自性」を明文化。
2018年に設立したMJBL。開発途上国の有望な若者に機会を提供し、その機会を通してリーダーを育て、その一人ひとりを起点に各国のコミュニティに貢献していくという志のもとに生まれた財団です。設立されたのは日本でしたが、活動エリアはグローバル。世界規模で事業を広げていくにあたり、財団としての思想や価値観を明文化し、軸としながらプログラムの魅力をコミュニケーションしていきたいと考えていました。
特に、開発途上国や人材を支援する財団が数多く存在する中で、MJBLにしか届けられない価値をわかりやすく表現することが欠かせないと感じていました。また、支援対象となる若者をはじめ、ともに共創していくパートナー企業や団体、寄付者となり得る個人や組織など、幅広いステークホルダーに共感してもらうことが必須でした。
まずは理事や選考委員、協業パートナー、支援している留学生や実習生のインタビューを通して、財団の中で暗黙知になっていた特異性を棚卸ししました。インタビューを通して見えてきたのは「表層で留まらず真の変化を生み出す」「機会を広めていく」「みんな同じ人間としてフェアに対等に向き合う」「自然環境と共生する」などの価値観やアプローチ。
このような情報をもとに、ビジュアルアイデンティティ、ワーディング、クリエイティブ制作を行っていきました。
2世界中で共感されるビジュアルを目指して、
ロンドンのデザインエージェンシーと協業。
MJBLの活動は日本のオーディエンスに限らず、世界中の共感者を生み出すことが目的であったため、ロンドンのデザインエージェンシー・Lantern社とコラボレーションし、グローバルの視点を交えながらMJBLのアイデンティティをビジュアルで表現しました。
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▶︎MJBLの新しいロゴ
MJBLの機会や挑戦が人から人へと伝播され、 その情熱や意欲がコミュニティへ、そして国へと無限大に広がり、 より多くの人生にポジティブなインパクトをもたらしていくという意味が込められたロゴです。
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▶︎ブランドカラー
MJBLの事業の原点となった、ネパールのヒマラヤ山脈。この場所でしかみられないドラマチックな光景から、ブランドを象徴する2つのカラーが生まれました。
3財団の使命と目指す未来、それらを繋ぐストーリー。
世界中の人が理解できるよう日英で策定。
Mission(使命)とその先に実現したいSummit(目指す未来)はすでに決まっていたものの、この財団がそのテーマに取り組む必然性が言語化されていませんでした。世界中の方々に共感していただけるストーリーとして、日英で策定しました。
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日本語版のMission・Summit・ストーリー
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英語版のMission・Summit・ストーリー
4財団に関わるすべての人に
大事にしてほしいコアバリューの言語化。
MJBLで働く方々がコアバリューを体現しながら活動することはもちろん、これから活動に巻き込んでいく協業パートナーや若者にも同じような価値観を心得て欲しいと考え、誰にでもわかりやすい言葉として策定しました。
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日本語版のコアバリュー
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英語版のコアバリュー
5財団の価値発揮をビジュアルで表現した、MJBL Method。
財団の活動は多岐にわたり、あらゆるリソースを活用しながらさまざまなステークホルダーと関わるため、その活動の関係性や、その先に目指す結果を伝えるために「MJBL Method」としてビジュアル化しました。
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The MJBL Method
6財団の挑戦や活動の現在地を
透明性を持って表現するホームページ制作。
新しいビジュアルアイデンティティやストーリーをもとにホームページをつくりました。MJBLが支援する若者たちの挑戦や葛藤をリアルタイムで発信するほか、活動実績も公開し、透明性を意識したコンテンツにしました。
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