トピックス2025.02.26
【展示情報】『その白さを知っている』 Visions Palette講師 佐野魁の個展を開催いたします。
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PARADOX 東京オフィスの一角に構えたアートギャラリー「Visions Gallery」にて、アトリエ教室Visions Palette 三軒茶屋店の店長を務めるアーティスト、佐野魁の個展を行います。
ホワイトセメントのキャンバスに、木炭で引かれた「家」の記憶。
コロナ禍以降、自宅をモチーフに制作を行ってきた佐野が、完全新作で臨む今回の題材は、自身の「生家」。観る者のイマジネーションをかき立てる白と、誰もが持つ家の記憶が、ひとりの思い出であるはずの景色と鑑賞者をつなぐ。
「アートに興味があるけれど、何を観たり飾ったりすればいいかわからない」という方から「企業によるアーティスト支援・コラボレーションに関心がある」という方まで、幅広くご来場をお待ちしております。
<作家コメント>
玄関の扉や部屋の中に入り込む光、反射する窓、宙を舞う埃、そして壁、家の中には様々な形で「白」が存在している。「白」と一言で言えばそれまでなのだけれど、それぞれが持つ「白」の質は確実に異なる質を持っている。さらに時間の移り変わりや人々の心情、置かれている状況によって、目の前の景色は刻々と変化している。そんなことをふと、光の当たる部屋の壁を眺めている時に考えた。
今回の作品では、ホワイトセメントをベースとした支持体に、木炭で、私の生家を描いた。
建築や土木の現場でレンガや石を接着する「cement」は、動詞として、物事を固める、結びつけるという意味も持つ。セメントに木炭で描かれた部屋は完全には定着せず、絶妙なバランスをとりながらそこに結び付けられている。
様々な質を持った「白」を基調としながら、安息の象徴としての部屋を、触れれば消え去ってしまう木炭で今ここに映し出す。刻々と移り変わる、今この瞬間を留めてみたい。
極めて私的な生家の風景。誰もが持つ「部屋」の記憶。白さの中にそれぞれが見る景色。作品に対峙する、その瞬間のあなた。
白と部屋が生み出すかもしれない、何重もの結びつきを、思い浮かべている。
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〈会期〉
2025.3.8 sat – 3.30 sun
fri.sat.sun 13:00 – 19:00
作家在廊:sat.sun
*3.14fri 休廊
*3.30sunのみ13:00-16:00
入場無料
〈場所〉
Visions Gallery
〒150-6013
東京都渋谷区恵比寿4-20-3
恵比寿ガーデンプレイスタワー13F
*株式会社 パラドックス 内
JR山手線「恵比寿駅」東口 徒歩5分
東京メトロ 日比谷線「恵比寿駅」1番出口 徒歩7分
https://maps.app.goo.gl/JYjxsFZFkvZP8bUv6
*(株)パラドックスのオフィスの一角が、一般の方もお入りいただけるギャラリースペースになっています。恵比寿ガーデンプレイスタワー13Fの「(株) パラドックス」までお越しくださいませ。
*当日は作品の販売もしております。ぜひお声がけくださいませ。
<Visions Paletteについて>
“じぶんに出会うアトリエ教室”というテーマで弊社が展開する、Visions Palette”https://www.visions-palette.com/“。美大芸大で学んだ若きアーティストが指導する、カリキュラムがないアート教室というスタイルで、都内に4店舗を展開。小学生のお子様を中心に、約1000名の会員様に所属いただいています。