トピックス2020.06.26
『こころざし探訪記~action for vision~』♯002
医療という希望を創る。CUC様・CUC i-DATA様のアクション
「医療」と「ビジネス」の見識を生かして。
正しい新型コロナウイルス感染症対策を、企業へ。
「医療という希望を創る」という使命を掲げ、日本や世界が抱える医療課題に立ち向かう株式会社シーユーシー(以下CUCと表記)。これまでは病院をはじめとする医療機関への経営コンサルティングや運営支援を中心に行ってきたCUCが、医療費の大幅削減が必要となる時代の流れの中で、個人や企業も正しい医療知識やデータを持って健康維持ができる世の中を創らなければいけないと考え、2020年4月1日に設立したのが新会社「CUC i-DATA」です。日本が新型コロナウイルス感染症による大混乱の真っ只中に誕生した同社は、早速「新型コロナウイルス感染症対策プログラム」を開発。直面する医療課題に対していかに向き合うのか、CUC i-DATAの社長・斉藤 重人氏にお伺いしました。
院内感染ゼロ。その知恵を一部に留めてはいけない。
多くの日本人が新型コロナウイルスに対して強い危機感を持ち始めたのは、おそらく今年の2月末や3月頭でしょう。しかし医療現場では、1月から意識を高めて対策を打ち始めていました。CUCの支援する病院も同様です。各地の医療機関において感染が疑われる患者さんが増え始め、その検査・治療に追われる日々の中、他の患者さん、そして医療者自身が感染しないように、CUCはグループを挙げて早期に感染症専門チームを立ち上げ、支援する全医療機関へ感染予防マニュアルを展開し実践を徹底。その結果、6月現在、CUCの支援先医療機関では新型コロナウイルスの院内感染ゼロに留めることができています。
一方で、緊急事態宣言が解除され、多くの企業が動き始める中、「自分たちの働き方にどんなリスクが潜んでいるか」「社員のためにどんな対策を打つべきか」と、多くの経営者や総務担当者が頭を抱えています。日々情報が溢れる中で、本当に医学的に正しい情報を選択し、行動に移すことは非常に難しい。だからこそ、CUCが多くの臨床医らと共に作り上げてきた院内感染対策の見識を、医療現場だけに留めず、より多くの人や企業にわかりやすく広めていけないだろうか。このような想いでCUC i-DATAは、企業向けの「新型コロナウイルス感染症対策プログラム」を立ち上げました。
「正しく恐れる」ことでウィズ・コロナ時代に安心を。
このサービスの主なターゲットは、交通機関・金融機関・教育機関・製造業・自治体など、業務上、出勤が必要であったり、不特定多数の人たちと接することを余儀なくされていたりする業態の企業様。このような業態の従業員の方々は、毎日不安を抱えながら活動されているのでは、と斉藤氏は想像しています。今回のサービスでは、各企業が独自策定している対策マニュアルを医学的視点から精査することからスタートし、「エレベーターの乗り降り」「来客対応」「ゴミ箱や給湯室の管理」など、些細に聞こえながらも社員を毎日悩ませるシナリオ一つひとつを取り上げ、具体的な施策をご提案しています。
また、シーズン再開に苦慮されている各種スポーツ団体、舞台公演や撮映を控えている芸能関係者への支援体制づくりも急ピッチで立ち上げ。直近では、Jリーグコロナ検査センター(JCTC)の事務局構築やセルフ型検体採取PCR検査キットの開発などもCUC i-DATAが支援し実現しています。様々なビジネスに必要な対策を医学的根拠に基づきながら、柔軟かつハイスピードに提供できることがCUCグループの強み。働く人々にとって、安心して従来通り生きることが出来る環境づくりを目指していきます。
「今はいろんな情報が飛び交い、医学的根拠の有無もわからず、一つ一つを過剰に受け止めやすいと思います。だからこそ、『正しく恐れること』が何よりも大切です」と斉藤氏は語ります。「正しく恐れる」ことで得られること。それは、ウィズ・コロナ時代でも、より多くの人が安心して仕事や暮らしを再スタートできること。非日常の中でも日常を少しずつ取り戻し、心身ともに健康に過ごせること。今回のコンサルティングサービスをはじめ、正しい医療知識を基に人々が健康に生きていくための施策を、CUC i-DATAは今後も発表していきます。
CUC i-DATA様の取り組みの詳細情報はこちらから:
https://www.cuc-id.com/business/
CUC i-DATA様 最新ニュース 「Jリーグ再開におけるコロナ対策支援」情報はこちらから:
https://mainichi.jp/articles/20200623/sck/00m/050/024000c?fbclid=IwAR07yKJKSRDN95Pc-stFahsznbc9btnSQ4MxdrTY50LaIRpOsRm__ItVUlg
-あとがき
取材の終盤にお伺いして驚いたのは、コロナウイルスにまつわるコンサルティングサービスを行っている企業が世の中にほとんど存在していないということ。命を扱うため、責任とリスクを同時に背負っていると斉藤社長からお聞きし、他の企業が踏み込めないことにも納得しました。同時に、あえてこの挑戦に挑むことが、まさにCUCらしいと感じました。「Change Until Change=変わるまで、変える」と社名に込められた想いを胸に、一つひとつの課題に立ち向かう。新型コロナウイルス感染症への対応は、CUC i-DATAが当初描いていた事業戦略とは異なっていたかもしれませんが、その先にある大きなビジョン「個人が医療データを持ち、自身の健康について知り、それをもとに選択をしていく」ことの実現に向けて、大きな一歩を踏み出されたと感じました。
(担当ディレクター:佐原 記)
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【NEWS 02】
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『こころざし探訪記~action for vision~』では、今後も志あふれる企業様の様々な取り組みを共有してまいりますので、ぜひ次回もご覧いただけますと幸いです。