亡き先代が残した「やりゃあいいじゃん」の精神を、
未来を切り拓いていく合い言葉に。温故知新をテーマにした65周年のブランディングプロジェクト。
CLIENT:飯沼ゲージ製作所さま
- インナーブランディング
- 長野県
長野県茅野市の製造メーカー。主幹商品であるラビング装置(液晶ディスプレイ製造関連装置)は、世界シェアナンバーワンを誇る。(http://iinuma-gauge.co.jp/)
1理念の言語化
プロジェクトの運営チームを組織。社内の次世代を担う若手エース社員を、全部署横断的にプロジェクトメンバーを集めた。長いおつきあいの取引様からターニングポイントに携わったベテランエンジニア、先代の奥様まで、これまでの飯沼ゲージ製作所を支えてきた大切な精神・DNAを探りながら、温故知新する形で、その先にあるビジョンを言語化。
【理念構築の流れ】
▲過去を知り、その先のビジョンを考えることで生まれた新しい理念。
2周年誌プロジェクト
〜65周年記念誌の制作を浸透活動の下地づくりに〜
理念策定プロジェクトの中で紐といた「過去」「現在」「未来」のストーリーを、プロジェクトメンバー以外にも理解、共感してもらえるようにするため、65周年記念誌づくりをスタート。エピソード共有、未来年表づくり、継承する意志を各部署単位でとりまとめるなど、全部署参画型で、リリースに向けた冊子づくりを展開。
▲実際に働いている人々のエピソードを通して、理解を深められる仕立てに。
▲全部署・全社員の皆様に、未来に残したいスピリットを漢字一文字で表現。
▲プロジェクトメンバーでつくりあげた会社の未来年表も掲載。
▲最後のページは白紙。メンバー各自の夢を付属の色鉛筆で自由に描くことができる仕立てに。
3理念推進開始
〜理念のリリース推進活動開始!〜
全社キックオフの場で、社長より新たなる理念をリリース。記念誌を社員に配本し、飯沼ゲージ製作所として、新た未来への気運を高めた。その後、策定した新しい理念について、社員の理解度を深めるため、理念推進研修を実施。全社員を階層別に区分し、チームごとに「理念を実現することで、どのような未来をつくっていけるのか?」「そのために、自分たちは何をするべきか?」をディスカッションし、年間の行動目標を考えた。今年度は、プロジェクトメンバーが、採用チーム、社内報チーム、イベントチームと分科し、推進の役割を担っている。
▲「理念を実現していくことで、どんな未来をつくりたいのか」をチームごとに考え、発表。
▲ミーティング終わりに、誰からともなく「やりゃあいいじゃん」の言葉が聞こえることも。
4飯沼ゲージ 第三創業期へ。
次の10年、30年のヒントを得るために、私たちは65周年記念誌をつくりました。 世界No.1シェアを築くことが出来たのはなぜか。よそにはない私たちだけの強みはなにか。そして今現在の私たちの立ち位置はどこか。これから目指す場所はどこか。 これを全員で確認する為にこのプロジェクトを立ち上げました。 過去をひもとく中で見えてきたのは、もがき続けてきた先代ほか、諸先輩がたの姿です。時代の変化と共に私たちも変わらなければいけません。しかし、人として共通できる部分は「物事に対する考え方」。このDNAを知った上で、社として、次のステージへ行けるという確信が芽生えてきました。100名の力を合わせれば、会社はもっと良くしていけるはず。周年の1年間は、記憶にも記録にも残る1年となりました。 このプロジェクトを遂行する上で、様々なヒントを与え、スムーズな進行に協力して下さったパラドックスの皆様に感謝致します。