企業の社会貢献とは?中小・大企業の事例やメリットも解説

企業の社会貢献とは、収益を求めるだけではなく、社会や地域住民などに貢献していく活動を言います。例えば環境活動やボランティア、関連団体への寄付や寄贈、教育・啓蒙活動など、さまざまな方法があります。

企業における社会貢献への注目度は年々上がってきています。東洋経済新報社の2021年のデータによると、なんと64社もの企業が社会貢献活動に年間10億円以上支出しています。

この記事では、企業における社会貢献とは何か、どんな種類があるか、そしてメリットは何かについて、詳しく紹介していきます。

▼この記事を読むとわかること

・日本では古来から「三方よし」の精神があり、社会貢献活動が行われてきた

・SDGsの広がりもあり、企業による社会貢献活動により一層注目が集まっている

・社会貢献活動は、資金的支援・物的支援・人的支援などに分類できる

・社会貢献活動の分野はさまざまで、社会福祉・人権・環境など15種類の分野がある

・企業が社会貢献活動には、企業価値の向上や投資家へのアピールなど6つのメリットがある

さらに、これから社会貢献活動を推進していきたい企業に向けて、具体的にどう始めれば良いかの5ステップも解説します。

企業が社会貢献活動を始める5ステップ

①社会貢献活動の方向性を決める

②支援先を決める

③活動内容を企画する

④実行・改善

⑤社会貢献活動の内容を発信する

企業はただ利益を追求するだけではなく、社会に独自の価値を提供する社会的責任があります。企業理念に合った社会貢献活動を続けていくことで、投資家はもちろん、顧客や従業員に選ばれ続ける魅力的な企業への成長が期待できます

企業の社会貢献について深く理解したい方はぜひ最後までお読みいただき、自社に合った社会貢献活動を企画・実行してみてください。

1:企業の社会貢献についての基礎知識

まずは「企業の社会貢献」とはそもそも何なのか、理解していきましょう。

1-1:企業の社会貢献とは

企業の社会貢献とは、言葉の通り、企業が実践する社会貢献のことを指します。

そもそも企業は「営利を目的とした経済活動を行う経済主体」ですが、ただお金儲けのために存在しているわけではありません。「日々果たすべき使命(ミッション)」や「実現したい未来(ビジョン)」などの志を持って立ち上げられているはずです。

***ミッションやビジョンについては「企業理念とは?100年続く企業になるために必要な企業理念を徹底解説。」の記事もご覧ください。

つまり、社会貢献性の高い企業の場合は、経済活動を通して社会貢献を果たされていることも多いのですが、さらに目に見える形で分かりやすく社会や消費者に貢献できる活動を行うことを指して「社会貢献活動」ということもあります。

例えば、環境活動やボランティア活動、寄付活動などを通して、社会や消費者に貢献する活動があります。

近年、大企業は特にこの社会貢献活動に多額の資金を投じており、東洋経済の調査によると、2021年には64社もの企業が社会貢献活動に10億円以上支出しています。

1-2:日本企業の社会貢献の歴史

日本には古来から「三方よし(売り手によし、買い手によし、世間によし)」の精神があります。これは、商売において売り手や買い手が満足するのはもちろん、世間(社会)にも喜ばれるべきだという考え方です。

古い時代から社会貢献の文化が根付いていた日本ですが、戦後の復興の原動力となった「経済価値」至上主義により、売上や利益を上げることが大事だという風潮が蔓延しました。当時は、”納税すること=社会貢献”と多くの経営者が考えるようになってしまったのです。

しかしその後、アメリカで企業のモラルが問われるような不祥事が相次ぎ、「企業は社会的責任を果たすべきだ」という動きが生まれました。こうした考え方が日本にも影響し、1990年頃からまた日本でも企業による社会貢献活動が盛んに行われるようになりました。

1-3:SDGsで社会貢献活動に注目が集まっている

2015年以降、企業が社会貢献活動により一層力を入れるようになった背景には、国連で採択されたSDGsが大きく影響しています。

SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」の略称で、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で決められた世界共通の目標です。貧困や環境問題など地球全体の問題を2030年までに解消するために、17の目標が掲げられています

SDGsは企業や個人に限らず、世界的に取り組むべきものとして掲げられています。一部上場企業の7割が加盟している経団連がSDGsに取り組むことを宣言したこともあり、多くの企業がSDGsに前向きに取り組むようになりました。

SDGsへの取り組みは、まさに社会貢献活動と重なります。こうした経緯から、企業の社会貢献活動が2015年以降加速しています。

***SDGsと企業の関係については、「企業理念から考える!自社らしいSDGsの取り組み方とメリット」の記事もお読みください。

2:企業における社会貢献活動の種類

社会に貢献する活動はかなり幅広く、さまざまな種類の社会貢献活動があります。ここでは種類や、分野・傾向についてをお伝えします。

2-1:企業における社会貢献活動の種類

社会貢献活動をどのような形で行うかを分類すると、おおよそ以下の3種類に分けることができます。

①資金的支援

②物的支援

③人的支援

それぞれを見ていきましょう。

①資金的支援

公益活動や業界の発展など、社会貢献活動を行っている団体に資金提供することで、間接的に社会貢献活動を行う方法です。例えば、売り上げの一部を難民保護団体や植樹活動団体に寄付するなどが挙げられます。

②物的支援(サービス・技術・設備など)

  • 自社製品やサービスを無償または割引で提供

自社製品を無償または安価に提供することで社会貢献する方法です。例えば災害地域に救助用品を提供するなどがあります。

  • 技術やノウハウの提供

自社が持つ技術やノウハウを教育機関や近隣住民などに提供することで社会に貢献します。例えば塗装会社が近隣の小中学校で塗装の材料や技術を提供するなどがあります。

  • 設備や施設の貸与

企業が持つ福利厚生施設(ホール、グラウンド、野球場、広場、ライブラリなど)を広く開放することで、近隣住民や文化・芸術・スポーツの振興に貢献する方法です。工場やオフィス、現場などをオープンにして、地域の子どもたちの職場体験会を開催する方法もあります。

③人的支援

企業の社員を社会貢献活動に送り出す方法です。災害時の復旧活動を行ったり、社外講師として社員を派遣して地域住民に何かを教えたり、NPO団体などに参加してボランティア活動を行ったりする方法があります。緑化活動や地域のごみ拾い、地域の街並み保全なども挙げられます。

また、社員を積極的にプロボノやボランティア活動に参加させるという貢献の仕方もあります。

2-2:企業における社会貢献活動の分野

社会貢献活動の分野としては、以下のようなさまざまな分野があります。

・社会福祉、ソーシャル・インクルージョン

教育・社会教育

・地域社会の活動、史跡・伝統文化保全

防災まちづくり、防犯

・雇用創出及び技能開発、就労支援

健康・医学、スポーツ

・文化・芸術

・国際交流

・人権、ヒューマンセキュリティ

・政治寄付

・学術・研究

・環境

災害被災地支援

NPOの基盤形成

・その他

上記の分野をさらに細かく見ていくことで、多種多様な貢献の仕方が考えられそうですね。

2-3:企業における社会貢献活動の傾向

一般社団法人 日本経済団体連合会による調査結果によると、日本企業が多く取り組んでいる社会貢献活動は、以下の3つです。

・寄付などの資金的支援

・社員による寄付やボランティア活動の推進

・自主プログラム(企業が独自またはNPOと共同で企画・運営する社会貢献プログラム)

次に、社会貢献活動として取り組む分野を見てみると、大企業と中小企業では多少注力する分野が異なります。

大企業では、環境保護や文化支援人権保護、女性地位向上などの分野がメインです。今後はさらに貧困や疾病など、グローバルな視点での社会貢献活動も増えてくると予想されます。

一方、中小企業の社会貢献活動は「地域密着型」がメインとなります。例えば社会教育、健康、医学、スポーツ、学術・研究、地域社会の活動や史跡・伝統文化の保全、文化・芸術に貢献する活動が盛んです。

3:企業が社会貢献活動を行う6つのメリット

企業が社会貢献活動を行い、その内容を発信していくことで、以下のような6つのメリットを得ることができます。

3-1:企業価値・ブランドイメージが向上する

社会貢献活動は、企業の存在価値を向上させ、ブランドイメージを良くすることにつながります。

モノが溢れている現代は、いくら商品やサービスが良くても、それだけでは選ばれにくい時代といえます。他社との違いや価値を伝えるための手段として、大手企業を中心に各社が社会貢献活動に多くの資金を投じています。

***企業価値を高めるためのコーポレートブランディングについては、こちらのカテゴリの記事もぜひ参考にしてください。

3-2:投資家にアピールできる

投資家が投資判断をする上で、企業が社会的な取り組みを行っているかどうかが重要な基準となりつつあります。

企業の長期的な成長のためには財務情報だけでなく、環境・社会・ガバナンス要素を考慮した投資が大事と考える「ESG投資」が広がっているからです。

経営面で考えた時にも、多くの投資家に選ばれるためには社会貢献活動がとても重要となります。

3-3:顧客やファンを作り出せる

投資家と同様、消費者の間でも社会貢献性の高い企業への評価が高まっています。

商品やサービスの選定時に社会貢献活動を行っている企業を選べば、「ちょっといいことをした気分」になれますよね。また、社会貢献活動に積極的に取り組んでいる誠実な会社だという良いイメージを持ってもらうきっかけとなります。

個人でも気軽に参加できる社会貢献活動の一環として、「対象商品を購入すると1円を寄付」「売上の一部で植樹」などの商品・サービスを積極的に選ぶ消費者も増えています。

3-4:優秀な人材を採用できる

採用面でも大きなメリットがあります。社会貢献活動は、投資家や顧客だけでなく、求職者にもアピールできるからです。仕事を通じて社会貢献したいと考える志の高い優秀な人材を採用できます。

キャリタス就活2021によると、2021年卒業予定で就職活動を終了した学生にアンケートを取った結果、就業先企業を決めた理由で最も得票数を集めたのが「社会貢献度が高い」の項目でした。

社会貢献活動を広くアピールすることで、規模や知名度に関わらず「この会社で働きたい」と思ってもらえるきっかけになります。また、社会貢献活動を通して、やりがいや使命感を持って働くようになれば、離職率の低下にもつながります。

***採用ブランディングについては、こちらのカテゴリの記事もぜひ参考にしてください。

3-5:社員が自分の仕事に誇りを持てるようになる

社会貢献を通じて、誰かを笑顔にできたり「ありがとう」の言葉をもらったりすれば、社員も嬉しい気持ちになりますよね。

社員が「自分の仕事が社会貢献につながっている」と自覚することで誇りや働くモチベーションが高まり、イキイキ働くことにつながります。その結果、就業意欲や生産性を向上させることができます。

3-6:顧客の声を受け止めるきっかけになる

顧客または地域住民と交流するような企業の社会貢献活動の場合は、その活動をきっかけに企業に顧客や潜在顧客の声が直接届くことにもつながります。

そうした声に耳を傾けることで、商品やサービスのマーケティングに生かせるヒントが見つかったり、新しいアイデアが生まれたりするきっかけになります。

4:企業における社会貢献の活動事例6選

企業における社会貢献活動の種類やメリットなどが分かったところで、実際に企業が取り組んでいる具体的な活動事例を紹介していきます。

前半では社会貢献に年間10億円以上を支出しているような有名企業の事例を紹介し、後半は、地域密着型の中小企業の事例もご紹介。大企業の事例はなかなか真似しにくいものもありますが、自社で社会貢献活動を考え、始める際のヒントにしてみてください。

4-1:ホンダ(本田技研工業)

※出典:本田技研工業株式会社 社会貢献活動

東洋経済新報社「CSR企業白書2021」による「社会貢献支出額ランキング」で1位にランクインしたのがホンダです。その支出額はなんと95.7億円です。ホンダの公式サイトの社会貢献活動スペシャルコンテンツはかなり充実しており、かなり注力していることが分かります。

多くの資金を投じて行われている社会貢献活動はさまざまな種類があり、地球環境を守る活動から子どもたちの育成、交通安全、コミュニティ、文化・スポーツ、災害支援、海外の活動まで多岐にわたります。

例えば「地球環境を守る活動」の一環である「ビーチクリーン活動」では、Hondaが開発したビーチクリーナーという海岸清掃専用重機を用いて、活動に賛同したボランティアとともにビーチの清掃を行っています。

その他、ティーンの夢実現を支援するプロジェクトや交通安全普及活動、海外での教育機会の提供などさまざまな社会貢献活動を展開しています。

4-2:武田薬品工業

※出典:武田薬品工業株式会社 グローバルCSR

武田薬品工業は、社会貢献活動をグローバルに展開している企業で、2021年の社会貢献支出額ランキングではホンダに次ぐ2位(85.1億円)となっています。

活動のメインは、世界での保健医療アクセス改善です。例えば、パンデミックへの対応や、必要不可欠な物資にアクセスできていない地域への保健サプライチェーン強化、妊産婦と新生児のための質の高い保健サービス提供、国立検査機関の診断能力向上支援などを実施しています。

こうした活動は世界的にも認められ、「世界で最も持続可能な100社」に5年連続で選出されています。

4-3:トヨタ自動車

※出典:トヨタ自動車株式会社 社会貢献活動

東洋経済新報社「CSR企業白書2021」ではランキング圏外になっているものの、2020年までは7年連続で社会貢献支出額トップだったのがトヨタ自動車です。2020年の社会貢献支出額は190.8億円と、2位以下を大きく引き離す金額を支出していました。

トヨタ自動車の社会貢献活動の分野も多岐に渡ります。年間約32,000人の従業員が参加する地域などのボランティア活動や、プロの音楽家によるオンライン個人レッスンの開催、移動型バリアフリートイレの設置、交通事故ゼロを目指した安全教育、自然共生社会の実現を目指した環境教育、未来を担う子どもたちへの体験型教育、地域課題の解決に向けた取り組みなどを行っています。

その他、最近では新型コロナウイルス感染症の支援のため、医師会などにビニールガウンを寄贈する活動も実施しています。

4-4:コープデリ

※出典:コープデリグループのサステナビリティサイト

生協のコープデリグループでは、社会貢献活動の一環として「SDGs(持続可能な開発目標)」につながる活動に力を入れています。

例えば、食品ロス削減の取り組みとしてのフードバンクへの寄贈、食育活動の一環としてのオンライン講座開催、看護協会・医療生協への金銭寄付、市町村へのリサイクルベンチの寄贈など、さまざまな活動を実施しています。

地域に根差した生協だけあって「地域密着型」の社会貢献活動も多く行っているのが特徴です。地域の親子グループの参加を募って開催される体験型学習やリサイクル推進イベントの開催など、地域住民と深い信頼関係を構築できるような企画が盛りだくさんです。

4-5:協和日本ホールディングス

※出典:株式会社協和日本ホールディングス 社会貢献活動

東京都千代田区にある株式会社協和日本ホールディングスは、軽くて丈夫な「ふわりぃランドセル」、シンプルで知性的なバッグ「HeM」などを製造・販売する会社です。

同社は、大規模災害が起こった被災地にランドセルやスーツケースを寄贈する活動を行っています。まとめて支援物資を送るだけでは必要なものが必要な場所に届かないため、何度も被災地に足を運び、122カ所もの送り先に寄贈したそうです。

その他、同社工場で被災地物産展を開催して売上金を出展元に還元したり、チャリティーフリーマーケットの売り上げを全国肢体不自由児者父母の会連合会に寄付したりといった活動も行っています。

4-6:株式会社バイタル

中小企業が取り組む社会貢献活動の事例のひとつとして、株式会社バイタルの取り組みを紹介します。長崎県にある株式会社バイタルは、介護施設運営や介護サービスの提供、福祉用具のレンタルや販売を行っている企業です。

同社は、銀行がサービス提供している「CSR私募債」を利用して社会貢献活動を行っています。CSR私募債とは、社債の発行額に応じて、銀行が教育機関や公共機関などの団体に金銭や物品を寄贈できる仕組みです。その仕組みを利用して、2018年には車椅子バスケットチームである「長崎サンライズ」にバスケットボール用具など一式を寄贈しました。

こうした寄贈型私募債の仕組みを活用した事例は、「社会貢献活動を始めたいけど、どうやればいいか分からない」という企業の参考になるのではないでしょうか。

5:企業が社会貢献活動を始める5ステップ

ここからは、企業が実際に社会貢献活動を始めようとした時に、どのように進めて良いかを5ステップで解説していきます。

企業が社会貢献活動を始める5ステップ

①社会貢献活動の方向性を決める

②支援先を決める

③活動内容を企画する

④実行・改善

⑤社会貢献活動の内容を発信する

①社会貢献活動の方向性を決める

最初のステップは、社会貢献活動をどのような内容にするか、方向性を決めることです。

方向性を決める上で重要なポイントは、自社の企業理念やMVV(ミッション、ビジョン、バリュー)に合った活動を選ぶことです。本質的に企業としてどんな貢献をすべきなのかを、企業理念に照らし合わせて議論していきます。

***企業のミッション・ビジョン・バリューが明確に定まっていない場合は、「企業の根幹を担うミッション ビジョン バリューの意味合いと作り方」の記事を参考に策定することをおすすめします。

方向性を決める際には、2章の「企業における社会貢献活動の種類」で解説した分類および分野を参考に、自社で何ができるかを考えていきましょう。

なかなか決まらない場合は、ボランティア・市民活動センターやNPOセンターに相談して、社会的に求めているニーズから考えていく方法も有効です。

②支援先を決める

社会貢献活動で「何を支援するのか(資金的支援/物的支援/人的支援など)」、「どの分野に支援するのか」を決めたら、次は具体的な支援先を決めていきましょう。

支援先を選定する際には、ボランティア・市民活動センターやNPOセンターの助言がとても参考になります。こうした中間支援組織に一度は相談に赴き、実現したい社会貢献活動に最も適した団体に支援を届けられるようにしましょう。

③活動内容を企画する

最後に、具体的な活動内容を企画していきます。

①企業のリソースを最大限活用できること、②従業員の学びや成長につながる企画であること、そして、③支援先に喜ばれる活動であること、これらを満たせる活動がベストです。

同時に、できるだけ負担やリスクを抑えるような対策も考えておくと良いでしょう。

④実行・改善

活動内容が決まったら、企業内で調整して協力体制を作り、支援先とも打合せを綿密に行った上で、いざ実行に移しましょう。万が一の事故に備えて、傷害と賠責両方をカバーするようなボランティア保険への加入もおすすめします。

活動が終わったら内容を振り返り、改善しながら次の活動につなげていきましょう。

⑤社会貢献活動の内容を発信する

忘れてはいけないのは、社会貢献活動を社内外に広く発信していくことです。ただ活動を行っただけでは、関係者にしかその内容は伝わりません。

できれば会社の公式サイトに「社会貢献活動の取り組み」「CSR活動」などと銘打ったコンテンツを用意して、継続的に取り組みを発信していきましょう。また、内容をまとめてプレスリリースを出すのもおすすめです。

こうしたアピールを続けることで、企業の社会貢献活動を通じて自社の企業理念や価値を広く発信できます。

6:まとめ

この記事では、企業における社会貢献活動について、その意味や背景、種類、メリット、そして始め方まで、網羅的に解説してきました。

企業による社会貢献活動が当たり前となってきた現代では、社会貢献活動に取り組まないことがむしろデメリットとも言えるかもしれません。

ぜひこの記事を参考に、自社の強みを生かした社会貢献活動をスタートしてみてください。

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