CATEGORYコーポレートブランディング
CREATIVEコーポレートブランディングの制作物
TYPE分析・計測機器の総合メーカー
AREA京都府
AWARD日本BtoB広告賞 ウェブサイト 企業PRの部 金賞
CLIENT株式会社堀場製作所(HORIBAグループ)
特設サイト『おもしろおかしくの力で何ができるのだろう。』
クライアント紹介・課題
1953年に京都で設立し、数々の革新的な分析・計測機器を開発してきた堀場製作所。グローバルシェアNo.1のさまざまな製品を生み出し、29か国に50のグループ会社をもつグローバル企業へと成長してきました。HORIBAは2023年に70周年を迎えたことを機に、HORIBAを未来へと導くビジョン・ミッション・バリューを策定。しかし、言葉のみではプロジェクトメンバーが込めた想いや背景・意味の深度を伝えることができないという懸念がありました。HORIBAがめざす未来を正しく伝え、共感していただける人たちを増やすために、発信の起点としてウェブサイトを制作していきました。
コンセプト・アウトプット
HORIBAのビジョン「おもしろおかしくをあらゆる生命へ」に込められた想いを言葉で伝えることに加えて、“おもしろおかしい未来とは?”を視覚的に表現し、言葉のみでは伝わらない創造力や遊び心を伝播することをめざしました。
表現の軸となったのが、HORIBAがめざす未来へと伸びていく木のモチーフ。HORIBAが現在から未来にかけて取り組んでいることを木の土台に、その先に実現できる地球と社会のあり方を真ん中の層に、そして2053年(堀場製作所の設立100周年)に向けてめざす“おもしろおかしい未来”を最上の層に描きました。ビジュアルを手がけてくださったのは、イラストレーターのアイハラチグサさんです。
木のビジュアルを軸に、ウェブサイトの制作を進めていきました。HORIBAの過去・現在・未来を有機的につないでいく曲線的なデザインに、「おもしろおかしく」開発に取り組むホリバリアン(「ホリバリアン」とはHORIBAの役員及び従業員を意味します)や、「おもしろおかしく」生きているあらゆる生命をあしらい、HORIBAがめざす未来が感覚的に伝わり、一緒にワクワクを感じられる世界観にしました。
また、ウェブサイト、掲載されているムービーともに日英で制作し、世界中の人々に楽しんでいただけるようにしました。
お客様の声
HORIBAが30年後に実現したい、まだ誰も見ていない未来を視覚化することは大きなチャレンジでした。想像と可能性の余白を残しつつ、受け手が自分ごととして共感できるような具体性もあわせもつ絵を描こう。そんな難題に対してさまざまな可能性を探りながら、決してあきらめることなく、一丸となって取り組むことができました。
社内発表の当日。完成した未来の絵やサイトを初めて目にする社員たちから、自然と拍手がわき起こったことは忘れられない記憶です。
今回のアウトプットは、HORIBAグループにとって大切な財産となりました。社内外に向けてビジョン・ミッション・バリューをメッセージとして発信できたこと、だれが見ても分かりやすい形に落とし込めたことに、マネジメント層も含めて大きな価値を感じています。そして今後、グローバル全体でどのように活用していけるか、ワクワクしています。
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